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松下優也、四乃森蒼紫は「僕にすごく合ったキャラクター」 ミュージカル「るろうに剣心 京都編」【インタビュー】

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-ところで、松下さんは俳優だけでなく、アーティストとしても活動しています。今、アーティストとして、そして俳優としてどんなところを目指して活動をしているのですか。

 正直なところ、今はこうなりたいという明確な姿があるわけではありません。ただ、自分が表現したいことに対するこだわりを持ち、自分と向き合って物づくりをしていけたらと思います。そうすることで、結果として唯一無二のものができると思います。今は、この作品にきちんと向き合って、歌、芝居、ダンス、殺陣を日々磨いていきたいと思います。

-芝居をすることでアーティスト活動に役立つことがあったり、アーティスト活動をしていることが芝居にプラスになったりするということはありますか。

 めちゃくちゃあります。自分はもともと音楽からスタートして、アーティストという軸があるからこそ、役者をやるときにはいい意味で肩の力を抜くことができていると思います。音楽があるからこそ、役者としてはこだわりを持ち過ぎず、今、何が求められていて、自分の演じるキャラクターがどう振る舞うべきなのかを考えることができるんです。役者は自分を出す必要はないと思いますが、音楽がなかったら余計なものが入ってきてしまった可能性はあったかもしれません。

-なるほど。音楽があるからこそ、芝居の場面では「自分」を意識しなくて済む?

 そうですね。それは役者を始めた頃から今までまったく意識したことはありませんでした。ただ、「自分を出す」というのもどういうことなのか、僕は理解できていないのかもしれません。自分は自分でしかないのだから、それを意識して出さなくても自然と自分色は出てくると思ってはいます。

-改めて作品の見どころを。

 客席を360度囲むステージの上で、出演者全員が歌って、踊って、闘いまくります。間違いなく楽しめるミュージカルになると思いますし、アトラクションに乗るような楽しみ方もできると思うので、ぜひ劇場に足をお運びください。

(取材・文/嶋田真己)

ミュージカル「るろうに剣心 京都編」 (C)和月伸宏/集英社

 舞台は、5月17日~6月24日に都内・IHIステージアラウンド東京で上演。
公式サイト https://www.ruroken-musical.com