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大泉洋「根底には笑わせたいという思いが常にある」【インタビュー】

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-この番組のほかにもMCとしては歌番組、それから本業の俳優業では大河ドラマなど、多方面から引く手あまたですが、自身ではどういったところが必要とされている部分だと思いますか。

 確かに、今回は重なりましたね。でも、どうなんだろう…。自分で言うのも何ですが、使いやすいんじゃないかな? おじさんだけど、そんなにうるさく言わないし、盛り上げてくれるだろうし、いたら便利なんじゃないですか?(笑)。司会をたくさんやっているわけでもないので、新鮮さもあるのかもしれないですね。ただ、僕自身は司会者としてやっていきたいというわけでもないので、この番組も最初はこれ以上、司会業が増えるのはどうなんだろうという思いはありました。立ち位置は気にしてはいます(笑)。

-どんな立ち位置が大泉さんの理想なのでしょうか。

 正直なところ、役者をやるにはほかの仕事は一切しない方がいいとは思います。どうしても役者の仕事をしたときに、司会をしている僕やバラエティー番組に出ているときの僕がチラついてしまうので。でも、やりたいんですよ(笑)。やりたいんだから仕方ない。僕は、まず、人を笑わせたいと強く思っている人間なんです。なので、バラエティーも司会もやめられないんですよ。それは、笑いの延長だから。司会も、僕にとっては、アーティストと絡むことで生まれる笑いを提供するという意味で「笑い」なんです。なので、「笑わせる」か「お芝居をする」かという二つ(の仕事)を今後もやりたいし、やっていくんだろうと思います。もちろん、お芝居で笑わせたいという思いもあります。僕の根底には笑わせたいという思いが常にあるんです。

-では、最後に、シーズン2で大泉さんが特に印象に残ったマスクドシンガーを教えてください。

 どの方も素晴らしいですが、ヴィーナスは本当に歌がお上手でした。ですが、彼女、ちょいちょい僕を誘惑してくるんですよ。誘惑しているつもりはないのかもしれないけれど、収録しているときに、ふと目が合うことが多いんです。この人、僕のこと好きなのかなって勘違いしながら収録していたんですが、視聴者の方にもヴィーナスが僕を誘惑していたのかどうかをぜひ、見ていただけると(笑)。僕は一人でドキドキしていましたから(笑)。

(取材・文・写真/嶋田真己)

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 『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2は、Prime Videoで、8月4日(木)午後8時から独占配信開始。