-本作では、ロッカールームでの着替えのシーンも目を引きました。
黒羽 サービスショットですね(笑)。あの撮影は、とにかく前貼りを貼るのが大変で、楽屋では役者同士でチェックしながらやっていました(笑)。
醍醐 (前貼りが)下手だと、衣装さんやメークさんに直してもらうことになるので、それが恥ずかしいんですよね(笑)。
黒羽 野球の練習シーンと同じぐらい、いや、それ以上に大変なシーンだったように思います。
醍醐 間違いないです。真冬の体育館で全裸での撮影でしたから、寒かったということもあって、キツかったです。
-劇中では野球部の活動だけでなく、主人公たちの学校生活も描かれていますが、お二人の学生時代と共通点はありましたか。
黒羽 僕は、工業高校で、女子生徒の数が少なかったので、やっぱり女子を追い掛けてしまうというのは似ているところかなと思います(笑)。男ってばかだなと思いますが、懐かしさもありました。
醍醐 僕は共学でしたが、女の子を意識してしまうのは同じです。全男子が女子の目を気にしながら生活していた感じは、すごく分かりました。
黒羽 学生の頃なんて、モテようと必死だもんね(笑)。
醍醐 必死ですね(笑)。男だけでいるときと、女の子が話し掛けてきたときとでは全然違いました。懐かしいです。
-最後に、野球の魅力を教えてください。
黒羽 劇中のせりふにも「一生付き合える仲間ができるよ」という言葉がありますが、僕もまさにその通りだと思います。つらい思いも、うれしいことも、いろいろな経験を一緒にしてきた人たちとは、その後も長い付き合いができると思います。僕は野球しかやってこなかったので、他の部活との比較はできないですが、野球を通してそうした仲間たちとたくさん出会ってきました。それは野球の魅力の一つだと思います。
醍醐 僕はこれまで野球部だったことはないので難しいですが…。この撮影を通して、試合をしたら楽しいんだろうなとすごく思いました。撮影は練習シーンばっかりだったので、練習ばかりしていましたが、実際に試合でチーム一丸となって点を入れることができたら楽しいだろうなと。次はぜひ試合をしてみたいです!
(取材・文・写真/嶋田真己)