宅配サービスの実態に関する調査 利用した人の割合は?

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 ひと頃に比べてコロナ禍は落ち着いた感があり、外出する機会が以前のように戻りつつあるようだが、まだまだ「おうち時間」が長い人もいるだろう。以前は頼まなかった人でも、食事について宅配を利用する人が増えたかもしれない。

 そうした中、クロス・マーケティング(東京)は、9月27日、28日の両日、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,500人を対象に「宅配に関する調査(2022年)」を実施した。それによると、直近3カ月のフードデリバリー、食材・物品の宅配サービスいずれかの利用率は48%に達するなど、半数近くの人が利活用したことがわかった。

 コロナ禍を考えると、その受け取り方法が注目されるが、「自宅で手渡し」が突出して高く、「置き配」「宅配ボックス」がそれに続いている。日時指定について「ほとんど利用」が42%、「たまに利用」は31%で、とりわけ、40代と50代では「ほとんど利用」の割合が高かった。

 一方、梱包についての不満点を聞くと、「商品に対して梱包が大きすぎる」「ゴミ出しが手間」「住所氏名の紙がはがしにくい」「緩衝材を捨てる手間がかかる」などが目立つ。宅配サービスを利用する際に、重視する点では「指定された時間通りに配達される」が半数を超えていた。独身者にとっては、指定時間が重要なのは理解できよう。