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新ブランドは「HiKOKI(ハイコーキ)」 工機ホールディングスが戦略強化策発表

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電動工具大手の「工機ホールディングス」(旧日立工機、前原修身社長執行役員)は10月1日、世界市場で新たに展開するブランド戦略「HiKOKI(ハイコーキ)」を発表した。東京都内で記者会見した前原社長は「70年の歴史の中で新たなイノベーションと位置付け、ナンバーワンを目指す」と強調した。

工機ホールディングスは、日立グループから離れ今年6月、社名も「日立工機」から変更、第2の創業として生まれ変わった。この日発表した新ブランド「HiKOKI」は、プロの職人向けに電動工具のコードレス時代に対応する新製品群を投入。国内にとどまらず、米国、欧州、アジアなどグローバルに展開する。

その中心となるのが、リチウムイオン蓄電池「マルチボルト」を搭載した電動工具。従来の18Vとほぼ同等のコンパクトサイズながら、36Vにも対応し、出力1KWクラスのパワーを実現したのが最大の特徴だ。ユーザーである職人が、パワー、耐久性、精度において「思い通りの仕事をどこでもできる」とアピール。前原社長は「例えるならば、固定電話のユーザーが携帯電話を手にした時の変革に似ている」と強調する。

新製品を説明する工機ホールディングス担当者

マルチボルトシリーズの新製品は、丸のこ、チップソーカッター、クリーナー、くぎ打機などのコードレス工具。10月1日(十月一日=プラスとマイナスドライバーで「電動工具の日」)に合わせ発表したこの日から来年3月末まで、全国で計約3600回の展示販売会を実施する計画だ。

記者会見で前原社長は「HiKOKI」の意味として、「高い信頼性」「高い成長性」などの「ハイ=高い」に加え「iを小文字として1(イチ)と読めることでナンバーワンを目指す思いも込めた」と話した。

世界経済の先行きは不透明さを増しているが、建築業界は住宅のリフォームやリノベーションなどの需要が高まっており、新ブランドでリーディングカンパニーを目指す考えだ。