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東京湾の水をきれいにしよう 大感謝祭で哀川翔さんら呼び掛け

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東京湾の水をきれいにすることをコンセプトにした東京湾大感謝祭が10月20、21の両日、横浜市の横浜港赤レンガ倉庫広場を中心に開かれた。海にいいこと、やさしいこと、はじめよう!というテーマに沿い、企業や行政が展示ブースを設けて水の浄化を訴えた。といっても堅苦しさはなく、首都圏でも指折りの屈指の散歩コースとして知られる横浜港を会場に祭りの雰囲気をつくりだし、秋の休日を楽しみながら考えてもらうという趣向だ。

展示ブースは、現在の下水道の仕組みを紹介する「東京ワンダー下水道」、東京湾の生物や魚類を紹介する「江戸前の恵みゾーン」、東京湾の再生への取り組る「東京湾再生ゾーン」、海の遊びを伝える「レジャー」などのコーナーに分かれ、来場者の一番の楽しみである食の「江戸前キッチン&フード販売」コーナーでは東京湾の海産物のみならず、全国の名産物が提供され食欲を誘っていた。

東京湾の生き物の展示にも人が集まった

環境省はシアタータイプの「WONDER ACTION CAFE」を設け、海をテーマにトークショーなどを開いた。タレントの哀川翔さんを招いたトークショーは満席の人気で、釣り好きで知られる哀川さんが自ら東京湾で釣ったタイ、ヒラメ、カサゴなどの釣果を写真で紹介しながら「東京湾にはいろいろな魚がいる。これを守っていこう」と訴えた。

東京湾で釣った魚を紹介する哀川翔さん(右)

水質改善の研究や調査を進めている研究者からは、海水を汚す最大の原因は以前は工業廃水だったが、現在は生活排水であること、洗剤の使用量を減らしたり、プラスチック製品やゴミを捨てないことといった、日常生活で少し配慮するだけでも効果があることが報告された。哀川さんも「ぼくもゴミを捨てない、見つけたら拾うことから始める」と宣言した。環境省の岡野隆宏さんは「東京オリンピックの時、羽田空港の上空から見て東京湾の水がきれいだったら、外国からのお客様に対して、それが最初のおもてなしになります」と浄化協力を求めた。

企業の展示ブースでは人気キャラクターと記念写真

広場のすぐそばの海上では、テレビドラマや映画の「海猿」で有名になった海上保安庁の大型ヘリコプターによる遭難者救助デモも行われた。遭難者を発見すると隊員が素早く海中に降下し、遭難者をつり上げる救助活動には大勢の見学者から拍手が起きた。ほかにもヨットやボートの体験乗船会、親子のハゼ釣り教室など、楽しみながら海を体験する催しが開催された。

海上保安庁の大型ヘリコプターによる救助訓練のデモ