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地球温暖化への影響が少ない空調機用冷媒を世界に普及 ダイキン工業、特許の権利不行使の誓約を宣言

地球温暖化への影響が少ない空調機用冷媒を世界に普及 ダイキン工業、特許の権利不行使の誓約を宣言 画像1
ダイキン工業 低温暖化冷媒HFC-32を用いた空調機の特許権不行使を宣言

 

 ダイキン工業(大阪市)は、HFC―32単体冷媒を用いた空調機の製造や販売に関する特許の権利不行使の誓約を宣言した。対象となる特許に関して、書面による契約が必要なく、無償で使用できる。従来使用されてきた冷媒よりも地球温暖化に対する影響が少ないHFC―32をさらに促進させたい考え。

 ダイキンによると、HFC―32はオゾン層を破壊せず、温暖化係数は従来使用されてきたR410Aの約3分の1という。さらにHFC―32は空調機の運転効率を高めることができ、冷媒自体も広く流通しているため容易に入手できる。単体冷媒であるため、回収・再生も容易など、メリットが多い。

 ダイキンはこの冷媒を使用した家庭用空調機を2012年に世界で初めて発売した。現在、この冷媒を使った家庭用・業務用空調機は世界60カ国で販売されている。11年に93件の特許を途上国に無償開放し、15年に全世界で無償開放した。

 今回は、この93件に含まれておらず、11年以降に申請した特許を無償開放することでさらに普及を促進させる、としている。対象となる特許のリストはウェブサイトで公開している。

 

・ウェブサイト:https://www.daikin.co.jp/patent/r32