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豊岡演劇祭の3公演を動画配信 コロナ禍の劇団支援も、KDDI

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「豊岡演劇祭2020」

 

 兵庫県豊岡市で9月9日に始まった「豊岡演劇祭2020」(同祭実行委員会主催、会長・中貝宗治豊岡市長)の上演3公演が、10月中旬以降3カ月の期間限定で動画配信される。KDDI(東京都千代田区)の協力を得て、複数の角度から演劇を鑑賞できる「マルチアングル動画」で配信する。

 豊岡演劇祭2020は「進化する演劇祭」を掲げ、9月9日から9月22日まで開催。今回が第1回目。同演劇祭のフェスティバルディレクターを劇作家、演出家の平田オリザ氏が務め、公募で選ばれた23団体を含む計32団体が参加。屋内外での演劇上演やパフォーマンスなど多様な表現が披露される。

 配信する動画は、Q「バッコスの信女―ホルスタインの雌」(9月12日公演)、岩井秀人(WARE)「いきなり本読み! in 豊岡演劇祭」(9月12日公演)、青年団「眠れない夜なんてない」(9月17日公演)の3公演。動画は、KDDIの先端技術を使い、四つの角度から舞台の様子を捉えた4画面を同時視聴できるので、普段と異なる「鑑賞体験」を楽しむことができる、という。4画面の一つをメイン画面にすることも可能だ。

 動画を視聴するには、auスマートパスプレミアムアプリをインストールし、加入することが必要だ。

 KDDIは、新型コロナウイルスの影響で資金繰りが厳しくなっている劇団を支援するため、スマホ決済サービス「au PAY」を使った「投げ銭QR」による支援金の寄付も呼び掛けている。豊岡演劇祭に参加した支援したい劇団名のQRコードを読み取り、任意の金額を入力・決済すれば、後日支援金が劇団に届くサービス。寄付するにはau PAY利用登録とアプリのダウンロードが必要。

 また豊岡市の経済活性化のため、豊岡演劇祭期間中、市内のau PAY加盟店(約432店舗)で買い物(税込み500円以上)をすれば、各週100円分の「Pontaポイント」を還元する(1人1回限り)「au PAYキャンペーン」も実施している。

 今回の動画配信の取り組みについて、実行委員会会長の中貝市長は「KDDIと取り組む今回のチャレンジが、地方の非効率と弱点をテクノロジーでカバーし、まちに新たな価値をもたらす」と市の活性化に期待を寄せる。KDDIの松野茂樹・経営戦略本部副本部長は「当社の技術を活用した新しい観劇スタイルを提案することで、作り手の作品発表の場と演劇ファンの観劇機会を広げ、演劇界の活性化に貢献できれば」としている。