ビジネス

「つながらぬ ネット回線 人づきあい」 コロナ禍の大学、学生が川柳で表現

「つながらぬ ネット回線 人づきあい」 コロナ禍の大学、学生が川柳で表現 画像1
関西大学 「ニューズレター特別号」

 

 「つながらぬ ネット回線 人づきあい」。関西大学教育開発支援センター(大阪府吹田市)がこのほど発行した「ニューズレター特別号」に、新型コロナウイルス禍の学生生活を表現した学生の川柳が掲載された。この特別号には、学生川柳のほかにもコロナ禍で感じた、学生、教員、職員それぞれの声が寄せられ、コロナ禍のキャンパスライフの一端をうかがうことができる貴重なリポートになっているという。

 関西大学は4月20日、遠隔授業を本格的に開始。遠隔授業に必要なシステムや学習環境を整備し、教員対象の研修・相談会(日本語・英語)も全21回実施した。準備不足もあり、さまざまな問題に直面し試行錯誤しながら遠隔授業に取り組んだ。

 遠隔授業について、学生からは「自分の好きなタイミングで受講できる点は良かった」「移動時間がないので、空いた時間を有効活用できた」「授業と就職活動の両立がしやすかった」「同じ講義を繰り返し聞ける点が深い学びにつながる」「対面授業と比べ、課題の量が膨大である」「講義資料の印刷などの負担が大きい」「ネットワーク環境が不安定」「コロナが終息しても、対面とオンラインを融合すべき」など多彩な意見が集まった。

 教員からは「リアルタイム講義では、学生の緊張感とモチベーションを高く維持できる」「ズームの投票とチャット機能を使うことで、学生の理解傾向の把握がしやすく、従来よりも積極的な授業参加の形も見えてきた」「遠隔授業の経験やノウハウを共有し、普段あまり機会のない他学部の先生との議論の場があったことで、自身の貴重な学びにもなった」「自身の講義を客観的にみることで授業の質向上に生かせられる」など遠隔授業に前向きな感想が寄せられた。

 学生川柳は計54句を掲載。「教授との 1対1で 苦笑い」や「買うべきは 化粧品より 安カメラ」「忘れてる 提出期限と 通学路」「新習慣 授業の前の 部屋掃除」「課題きて 一難去って また課題」「見続ける ブルーライトが 目にいたい」「帰省して いない下宿に 金払う」などコロナ禍の学生生活をユニーク視点でつづった川柳が並んでいる。

 ニューズレター特別号は;http://www.kansai-u.ac.jp/ctl/activity/pdf/ctlnews_special_all.pdf