ビジネス

断水時も使える災害配慮トイレを設置 扇が丘キャンパスに、金沢工業大学

断水時も使える災害配慮トイレを設置 扇が丘キャンパスに、金沢工業大学 画像1
金沢工業大学 扇が丘キャンパスに設置されたINAX災害配慮トイレ「レジリエンストイレ」(LIXIL ウェブページより)

 

 金沢工業大学の扇が丘キャンパス(石川県野々市市)の第2体育館に、節水・断水時でも使える災害配慮型の「レジリエンストイレ」が設置された。

 レジリエンストイレは「いつもと同じみんなのトイレ」をコンセプトとして、2019年に開発された水洗トイレだ。災害時に給水の仕組みを切り替えられるため、節水・断水時でも使える。災害の際の断水時は、平常時の5リットルから1リットルの水洗に切り替えることができる。ペットボトルを差し込んで水洗タンクへ給水することも可能だという。

 使用方法は普段と変わらないため、高齢者や障害者、子どもなども使いやすい。LIXIL北陸支社(金沢市)の協力を得て設置した。金沢工業大学では初めての設置となる。

 金沢工業大学は野々市市内に10カ所設けられた指定拠点避難所の一つ。食糧や生活用品を備蓄し、自宅が倒壊した人などが一時的に生活できる避難所になっている。

 災害時の避難所のトイレは、衛生面に不安を感じる人が多く、トイレへの不安から健康被害を招くケースが指摘されている。このため自治体では災害時でも使いやすい衛生的な「災害用トイレ」の設置を進めているが、適切な設置場所の確保が難しく、障害者や高齢者など災害弱者がストレスなく使える「災害用トイレ」の設置は防災対策上の課題の一つになっている。

 金沢工業大学では学生主体の防災・減災プロジェクトSoRA(リーダーは工学部環境土木工学科3年濱辺圭介さん、学生14人)のメンバーが、地元の町内会を対象に防災意識向上の啓発活動に取り組んでいる。その一環として、今回のレジリエンストイレ設置に関し、LIXIL担当者から使用方法などの説明を受けた。今後、市民対象の防災勉強会などで使用方法などを紹介していく、という。