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コロナ禍で「オンライン酒イベント」に可能性 酒文化研究所の「酒飲みのミカタ」でメリット確認

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酒文化研究所 「参加したいオンライン酒イベント」

 

 コロナ禍で日本酒やワインなどの試飲イベントや、酒造工場の見学がほとんど中止や休止となり、酒飲みにとっては寂しいところだろう。一方、オンラインで酒イベントを開催する動きも広がっており「遠方でも参加できる」と好評だ。

酒文化研究所(東京都千代田区)は、酒好きほぼ100人に聞く定番アンケート「酒飲みのミカタ」で「オンライン酒イベント」について聞いた。

 調査は2月17~26日、インターネットで酒好き104人に聞いた。これまでに現地に行って参加する「リアルな酒造工場見学や酒のイベントに参加した経験」(複数回答)について聞くと、ビール工場見学がトップ(74%)だった。日本酒の酒蔵見学(70%)、ワイナリー見学(56%)と続き、イベントより酒造りの工程を見ることができる見学の方が多かった。

 イベントでは、日本酒のイベント、ビールのイベント、ワインのイベントの順。「日本酒は都道府県単位で酒蔵が集まって開く試飲会、純米酒や古酒だけの試飲会などバリエーションが多いのが理由ではないか」としている。

 オンラインイベントについては、視聴権が付いた試飲キットを販売して開くセミナーや、ライブで工場を案内するセミナーなどがあるが、こうした企画について「詳しく知っている」「知っている」を合わせると約40%が認知していた。

 参加したいオンライン酒イベントについては、1位「酒蔵見学&日本酒試飲セミナー」(54%)、2位「人気酒場による日本酒と料理の相性セミナー」(39%)で日本酒関係が人気だった。オンラインの酒造工場見学の魅力を聞いたところ「リアルな工場見学では見られない工程が見られる」が最も多く、オンラインならではの魅力を感じているようだった。

 調査担当者は「オンラインでは、普段は見られない製造工程が見学できたり、アクセスが難しかったりした人も参加できる。主催者にとっても、参加人数を限定することなく開催できるメリットがあり、コロナ収束後もリアルとオンラインの両方を併用すればいいのでは」と話している。