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避難所用プライベートブースを開発 コマニーと共同研究で金沢工業大

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金沢工業大学×コマニー 「避難所用プライベートブース」

 

 金沢工業大(石川県野々市市)の経営情報学科平本研究室・SDGs推進センターは、パーティション業界最大手コマニー(同県小松市)との共同研究の成果として、避難所用プライベートブースを開発した。

 避難所用プライベートブースは、仮設設置型で組み立てが容易だという。組み立て時間は2人で行えば約10分。ブースは組み立ての容易性と安全性を考え、軽くて強度があるパネル3層構造の素材(プラパール)を採用。避難所では工具がない状況が常態であることを想定し、工具不要で組み立てができる設計にした。ブースは他人とのソーシャルディスタンスを避難所で保つことができ、各種の感染症拡大防止にも役立つとしている。

 さらにこのブースは平時にも活用が可能。机や椅子、ソーラーランタンなどを設置することで、周りを気にせずにテレワークやオンラインイベントの個別スペースとして活用できる。

 金沢工業大とコマニーは2018年からパーティション関連技術を用いたSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献できる製品・サービス開発の共同検討を始めた。避難所では特に女性がプライベート空間の必要性を感じていることから、今回のブースの開発を進めた。

 食料や生活用品を備蓄し、自宅が倒壊した人などが一時的に生活できる、地域の「拠点避難所」に指定されている金沢工業大は、拠点避難所としての機能強化のため今回のブースの学内導入を今後検討する、としている。