タッチパネル製品などを展開するNISSHA(ニッシャ、京都市)はこのほど、産業用ロボットといった押す力などを測定できる評価用キット「摩擦・せん断力センサー」のレンタル事業を開始した、と発表した。
キットは、垂直圧力や水平移動に関わる摩擦力、せん断力の3方向の力の検出が可能。産業用ロボットやタッチパネル製品の精度・機能の確認など多様な用途に活用できるという。
キットの中身は、三つの力を感知する「摩擦・せん断力センサーモジュール」と、検出結果をデータで表示するための測定用ソフトウエア、センサーモジュールとパソコンをつなぐUSBケーブルの3点。センサーは薄くて柔らかいフィルム基材を使用しているため、検出値の精度は高い、という。
測定用ソフトウエアをインストールし、センサーモジュールをUSBケーブルでパソコンにつなげば、垂直圧量の強弱は色の変化、摩擦力の大きさは矢印の方向性・大小でパソコン画面に表示される。検出結果を数値に加え視覚的にも確認できるとしている。
評価用キットの詳細はニッシャホームページ;https://connect.nissha.com/filmdevice/shear-force-sensor/