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アートの多面的可能性を追求 武蔵野美術大が「教育共創ラボ」設置

アートの多面的可能性を追求 武蔵野美術大が「教育共創ラボ」設置 画像1
武蔵野美術大学 ソーシャルクリエイティブ研究所「教育共創ラボ」

 

 武蔵野美術大(東京都小平市)はこのほど、同大ソーシャルクリエイティブ研究所(若杉浩一所長)に、デザインやアートの多面的な可能性を追求する「教育共創ラボ」を設置する、と発表した。

 ソーシャルクリエイティブ研究所の「政策デザインラボ」「地域価値デザインラボ」に続く、 三つ目のラボとして設ける。高等学校教育における「探究」の深化や、いわゆる文系、理系の垣根にとらわれない、初等・中等教育におけるSTEAM(スティーム)教育(科学、技術、美術、数学などの各教科の学習を実社会の課題解決に生かす教科横断的な教育)との連携を推進するとともに、美大の意義を正しく伝えながら、新たな時代の学びと人材育成について研究、調査、実証実験をすることなどが目的だ。

 具体的な取り組みとしては、“探究”をテーマとした高校教員向けのシンポジウムやワークショップ▽初等・中等教育機関とサイエンス教育、テクノロジー教育やイノベーション教育を専門とする企業などとのワークショップ▽「創造的思考力」を軸とした高校生向けワークショップ▽政策デザインラボ、地域価値デザインラボとの連携による教育をテーマとした産官学プロジェクト―などを実施する予定だ。

 教育共創ラボの専任研究員はソーシャルクリエイティブ研究所長の若杉氏のほか、長谷川敦士氏、荒川歩氏、篠原規行氏の武蔵野美術大教授が就任。客員研究員は越猪浩樹・熊本壺溪塾学園理事、井上浄・リバネス代表取締役副社長CTO、小川悠・一般社団法人i.club代表理事が務める。客員研究員は高校教育の改革やサイエンス教育、テクノロジー教育、イノベーション教育、探究教育などに取り組む人を選んだ。

 同研究所の若杉氏は「デザインやアートの可能性は世界中のビジネスシーンやアカデミズムの場面で注目されている。産業育成とともに人材育成の全ての学びの場面に創造的思考力を実装していくために教育共創ラボを設置する」とコメントしている。