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災害時に資機材や物資を供給 アキレスが栃木県栃木市と災害協定

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栃木市×アキレス 「締結式の様子」( 左:大川 秀子 栃木市長、アキレス/伊藤 守 代表取締役社長)

 

 アキレス(東京都新宿区)はこのほど、「災害時における避難所等で使用する資機材及び物資の供給に関する協定」を栃木県栃木市と締結した。

 協定は、栃木市が地震などの災害に見舞われた際、避難所などで使用する資機材や物資をアキレスが供給するという内容。供給品は、エアーテントやレスキューボート、救命胴衣、背負い式消火水のう、ウレタンマットレス、簡易トイレ、上履き、長靴などのアキレス社製品などだ。

 アキレスは「市から支援要請があった場合、速やかに供給し、被災された方々の救援活動や被災場所の復旧活動を支援する」としている。

 協定締結式では、栃木市の大川秀子市長が「巴波川の舟運(しゅううん)に支えられ、発展してきた栃木市は水との関係が深い。一方、何度も水害に遭遇してきた歴史がある。行政だけでは限界があり、今回の協定締結は非常にありがたい」と感謝した。アキレスの伊藤守社長は「2021年10月に防災事業部を立ち上げた。栃木県足利市にメイン工場があり、万が一の際には迅速にサポートを行える」とあいさつした。

 アキレスが、物資供給の災害協定を自治体と締結するのは2022年2月の足利市に続き2例目。