カルチャー

満開の桜の下、ジョギングで体動かす オリンピックデーラン、川越市で開催

オリンピックデーラン川越大会のスタート
オリンピックデーラン川越大会のスタート

 日本オリンピック委員会(JOC)が主催し、オリンピック出場経験者(オリ ンピアン)と一緒にジョギングやトークショー、サイン会を楽しむ「2017オ リンピックデーラン川越大会」が3月31日、埼玉県川越市の川越運動公園で開かれた。約1000人の親子連れや子どもたちが、参加賞のそろいの白いTシャ ツを着込み、満開の桜の下、約2・7キロのジョギングで体を動かし、オリンピアンの体験談に耳を傾けた。

 オリンピックデーランは、誰もが参加しやすいジョギングを中心にしたイベントで、オリンピアンと一緒に走ることで、スポーツの楽しさとオリンピックの精神の理解を促すことを目的にしている。2017年度は全国10カ所で開かれ、 川越市が年度最後の開催。17年度は全国で延べ2万4000人近い参加者が集 まった。

満開の桜の下、気持ちよくジョギング
満開の桜の下、気持ちよくジョギング

 31日の川越市は快晴で、日中の最高気温も18・5度と運動をするには絶好の天気になった。公園内の桜の木の下を、参加者は思い思いのペースで走った。 ジョギングの後は、オリンピアンたちとサッカーのドリブル競争を楽しみ、続い てトークショーに。気持ちのいいカーペットのような芝生に腰を下ろして話に聞 き入った。

 31日のオリンピアンは、水泳背泳ぎの選手で2008年北京五輪男子400 メートル・メドレーリレー銅メダルの宮下純一さん、水泳の背泳ぎと自由形で北京、12年ロンドン五輪代表の伊藤華英さん、バレーボール男子で北京大会出場 の山本隆弘さん、重量挙げ女子で04年アテネ五輪から4大会連続出場し、48キロ級でロンドン大会は銀、16年リオデジャネイロ五輪は銅メダルを獲得した 三宅宏実さん、新体操団体でロンドン、リオデジャネイロ大会代表の畠山愛理さ ん、元Jリーガーで2000年シドニー五輪サッカー代表の酒井友之さんの6人。

勢ぞろいしたオリンピアン。左から宮下さん、酒井さん、畠山さん、三宅さん、 山本さん、伊藤さん
勢ぞろいしたオリンピアン。左から宮下さん、酒井さん、畠山さん、三宅さん、
山本さん、伊藤さん

 酒井さんは「プロになったり、ワールドカップに出場したりするのはほんの一 握りの選手だけど、1年、2年と努力を続ける気持ちが大切だよ」と話し、畠山 さんも「1日10時間練習した。180度の開脚は泣きながら取り組んだ」と思い出を披露した。三宅さんが「体にバネがある人が重量挙げには向いている」と話すと子どもたちは不思議そうに首をかしげ、ひときわ目立つ2メートル2セン チの山本さんは「スポーツはしっかりコミュニケーションを取ることが大事」と、 チームスポーツのポイントを説明。オリンピック・ムーブメントアドバイザーで もある伊藤さんは「オリンピックには世界中の人が集まってくる。一生懸命やっ た先に見える景色がオリンピック」と体験を話し、同じくアドバイザーの宮下さんが「オリンピックに出るために毎日2万メートル泳いだ」と話すと、子どもたちからは「えーっ」という驚きの声が上がった。最後に宮下さんが「みんな一生懸命練習してください。みなさんの中からオリンピック選手が生まれることを願っ ています」と呼びかけてトークショーは終了。この後のサイン会も人気の的だっ た。

エネゴリ君はどこでも人気者
エネゴリ君はどこでも人気者

 会場内にはオリンピックのスポンサーになっているJXTGエネルギー社の展示ブースも 設置され、テレビCMでおなじみのエネゴリ君が参加者と記念撮影に収まり、色 紙などの記念品が当たるガチャガチャのコーナーには長蛇の列ができた。体を動 かし、経験者の貴重な話を聞き、お楽しみもある。参加者は、気持ちのいい春の 日をそれぞれが楽しみながら過ごした。