まめ学

災害時「ペットと避難」9割 避難グッズの準備は追いつかず?

Great love 今年の夏を振り返ると、記録的な猛暑、7月の豪雨、繰り返しの大型台風の上陸、大阪や北海道の地震など、多くの災害が記憶に新しい。昨今は、犬や猫などのペットを大切な家族の一員、人生の伴侶としてとらえる人も多く、大きな災害時にペットをどうするかという点が重要な課題だ。共栄火災海上保険は、ワンワンワンにちなんだ11月1日の「犬の日」に合わせ、全国の20代~60代以上の男女1069人を対象に「災害とペット」に関するアンケートを実施した。

 それによると、「自然災害によって指定避難所への移動を余儀なくされた場合、ペットをどうするか?」との問いには、「必ずペットと行動をともにする」(47%)と「可能な限りペットと行動をともにしたい」(45%)を合わせて、9割超が「行動をともにする」と回答。災害発生時、ペットとはぐれてしまったときにどうするかについては、62.9%が「優先して探す」と回答。「戻ってくるまで待つ」とした“受け身派” 25.4%を合わせると、88.3が探すか待つかして一緒に避難したいという意向を示した。

 さらに、最寄りの指定避難所でペットの受け入れが難しい場合の対応については、約半数の52.4%が「ペットと同行できる別の避難所に移る」と回答。次いで、「安全確保して、落ち着くまでペットを家に置いておく」という意見が3割(34.3%)。ペットへの強い思いが現れる結果が並んだ。

 ペットと暮らす中で、災害にどのような備えをしているかについての質問も。環境省の「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」では、ペットとともに避難所へ行く「同行避難」が推奨されているが、この同行避難について知っている人は全体4分の1(25%)。40%の人は、「知らなかったけれど確認する」と答え、関心の高さが伺えた。自分が住んでいる地域のペットのための災害対策(ガイドライン)については52.9%が「知らない」と回答。「知っているし内容も理解している」と答えた人は136人で全体の13%にとどまり、その8割は20~30代の人だった。

 避難所では、ペットが他の人たちとともに過ごす上で、行動面や排泄、食事などの面でも対策が必要になると思われるが、ペット用避難グッズについては、「既に準備している」人は21%。「購入を予定している」人が17%、「必要性を感じているが、準備はしていない」が50%だった。病気・事故などに備える「ペット保険」については、加入者は26%、「加入していないが関心はある」人は43%。犬の日をきっかけに、いざという時のために備える避難グッズやペット保険についてリサーチしてみるのもよいかもしれない。