SDGs

私たちの生活と無縁ではない児童労働問題 身近なところから、みんなでできるSDGs支援

on the road with firewood 最近、目にすることが多くなった「SDGs」(エスディージーズ)という言葉。聞いたことはあるけれど…という人のために説明すると、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals)のことだ。「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「人や国の不平等をなくそう」「住み続けられるまちづくりを」など17の目標が立てられていて、その下に169のターゲットと232の指標が決められている。

 目標の8番は「働きがいも経済成長も」(包摂的かつ持続可能な経済成長およびすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用を促進する)で、そのターゲット7に「児童労働の撲滅」が明記されている。日本で暮らしていると児童労働ってほかの国で起きている問題でしょ?と考える人も多いかもしれないが、実際には私たち日本人の生活も児童労働とは無縁ではない。私たちが日々買っている商品に使われている原料や材料が、実は児童労働によって生産されたものである可能性があるためだ。 認定NPO法人「ACE(エース)」は、そんな児童労働の撤廃と予防に取り組む国際協力NGOでもある。主に、インドのコットン生産地とガーナのカカオ生産地で危険な労働にさらされている子どもたちを守る活動を行っていて、7月24日(水)まで「児童労働ゼロの世界へ!」プロジェクトをクラウドファンディングサイトで実施している。すでに、最初の目標である500万円は達成しているが、「みんなで児童労働をなくす」というゴールのために、700万円を目指して寄付を募集している。寄付金は税の控除対象となる。集まったお金は、ガーナ政府との協働による児童労働フリー・ゾーンの策定や、インド国内の児童労働対策強化への働きかけなどの現地支援のほか、国際会議での児童労働撲滅に向けたコミットメント表明に向けた働きかけや、コットン・カカオなどの原料を使うビジネスセクターへの啓発活動費用に充てられる。

世界では現在も、1億5,200万人が児童労働(5~17歳)にあたっているといわれている(2016年国際労働機関の推計)。夏休みに自由研究の宿題がある人もいるだろう。今年の夏は、自分と同じ年齢の子どもたちが児童労働をせざるを得ない状況にあることやSDGs全般について、親子で考えてみるのはいかが?