カルチャー

語り部のタイムカプセル 被爆体験を未来へ

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 実体験を持つ人が減って、「歴史」になりつつある第二次世界大戦。だが今も人間が手放すことができないでいる核兵器の被害を語り継ぐことは、日本の務めでもある。そこで被爆体験の証言を映像で未来に引き継ぐ「タイムカプセルプロジェクト」(タイムカプセルプロジェクト製作委員会)が始動した。短編記録映画も 8月15日に合わせて、WEBで公開された。

 残すべき「時代の記憶」を引き継ごうと、明治から平成までの記録や記憶、文化、想いを、最新技術(3DVR)を取り入れた映像で記録するプロジェクト。歴史をアーカイブとして次世代に残す重要な仕事だ。今回は高齢化で減少しつつある被曝体験の証言者にフォーカスした。広島平和文化センターに所属している被爆体験証言者はすでに38人のみで、大半がすでに80歳を超えている。そこで、戦争の悲惨さや命の重さ、平和について考えてもらうために、被爆体験を持つ川崎宏明さんが証言。原爆投下時の様子や被爆体験証言者の現状、そして未来へのメッセージを語っている。

被爆体験証言者 川崎 宏明さん
被爆体験証言者 川崎 宏明さん

 監督は、3.11を題材にした『漂流ポスト』が世界でも高い評価を受け、今年6月に行われたニース国際映画祭では外国語映画短編部門で最優秀作品賞を獲得した清水健斗氏。今作はクラウドファンディングサイトCAMPFIREで制作費・編集費の支援を募っている。