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イジメ攻守逆転 相手メールを母親が公開

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 新学期、いじめを恐れる子どもたちの気持ちが重くなる時期だ。フランスでは9月が新学年で、事情は同様。学校が始まる前の日にいじめのメールを受け取った子どもの母親が、送信者名を隠さずにメッセージをそのままフェイスブックで公開、投稿は被害者への応援メッセージとともに24時間で4万回以上シェアされ、攻守逆転と話題になっている。

 「クソ野郎、オレのこと覚えてるか?…お前を殴り倒してやる。このことを誰かに言ったら、クラスの全員がお前の敵になるからな…」

 フランス北部、オー・ド・フランスのヤミナさんは、学校でいじめを受けている中学生の息子の母親だ。ハフポストなどにヤミナさんが語ったところよると、「いじめは随分前からだった。夏休み前の7月にも、いじめている本人に2回抗議したし、憲兵隊(地方部の警察活動を担っている)にも訴えたが取りあってもらえず、息子は毎週心療内科に通い、学校に行けなくなっていた」という。そして新学年が始まる直前の9月1日(日)の夜、息子が受け取った同級生からの上記のメッセージ画面の写真を、ヤミナさんは遂に下記のコメントと共にフェイスブックに公開した。

 「これが新学年スタート前夜に息子が受け取ったメッセージです。昨年からずっといじめを受けていました。そしてまた始まった。もう勘弁です」

 この投稿に、ネット上では校長や教育委員会に訴えること、いじめの支援団体とコンタクトを取ることなどアドバイスを含めてたくさんのコメントがつき、シェアされた。

 投稿やメディアの取材で事態は動き始めた。中学校長はいじめと認識してまずはクラスを替えるとし、憲兵隊は再度事態の調査に着手した。そしてヤミナさんは、投稿した画面で公開されている加害者のユーザーネームを隠すよう指導されている。