カルチャー

みずみずしく凛として 「かわきばな」の世界観

『かわきばなの庭』
『かわきばなの庭』

 秋風が吹いてくると、心静かに花を飾ったり、リース作りに気持ちが向いていく。生命力あふれる乾いた草花を、愛情をこめて「かわきばな」と呼ぶデザイナー、栗城三起子さんの『かわきばなの庭』(誠文堂新光社・東京)が刊行された。

 東京から福島県会津に拠点を移し、そこで一から植物を育て、かわきばなにし、作品作りをしている著者。「自然の営みは美しく、四季を受け止めることで自然により敏感になり、人間の五感をすべて使うことで、見えてこなかったものが見えたり、気付いたりして楽しむことが増えていく」と言う。本書では、季節に合った草花の色や形を生かしたリースやスワッグ、ブーケなどを紹介。新しいかわきばなスタイルも提案している。ハロウィンやクリスマスに向け、“デコる”のではなく引き算の自然な飾り方を考えながら読むのも楽しそうだ。価格は税別2,500円。