カルチャー

無機質なイメージを覆す取り組み 病院×伝統工芸

医療法人八女発心会 姫野病院
医療法人八女発心会 姫野病院

 病院。体調が良くない時に行くからこそ、明るい場所であってほしい。でも、実際はあまりそうなっていない所が少なくない。無機質な壁、冷たい感じの椅子。小児科付近の遊び場がようやく色味のあるスペース。そんなイメージを覆す努力を、福岡県八女郡広川町の姫野病院が始めている。

久留米絣(くるめがすり)
久留米絣(くるめがすり)

 1万8,000冊のマンガや無料で遊べるゲーム機の設置、夏祭りの開催などを実施してきた同院で、今度は地元の伝統工芸品、久留米絣(くるめがすり)の作品を展示することになった。伊予絣、備後絣とともに日本三大絣の一つと言われる福岡の名産品。これを額縁に入れて飾り、院内ギャラリーにする。15工房、60作品を収集。地元でもあまり知られていない優しい風合いの柄やモダンな柄、ポップな色合いで作られているものなど、普段お目にかからない作品に出会える機会にもなる。

sub1

 病院を利用する患者だけでなく、昼夜なく働く医療現場の職員にとっても、少しでも心休まる空間が増えるうれしい取り組みだ。