カルチャー

障がいのある子どもたちが楽しくお弁当づくり 八王子で「全農みんなの子ども料理教室」開催

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 2月1日、東京都八王子市の由木中央市民センターで、「全農みんなの子ども料理教室」が開催された。「みんなの子ども料理教室」は、障がいのある子どもたちを対象とした料理教室で、2016年からJA全農(東京)が社会貢献活動の一環として実施している。当初は東京都新宿区の社会福祉法人の協力を得て区内の施設で開始。その後少しずつ規模を拡大しながら回数を重ね、4年目となる今年度からは、通常開催している新宿区の教室には参加できない人に向けて、出張型の教室も始めた。出張型教室は10月5日の茨城県守谷市に続き、今回が3回目の実施だ。

 当日は小学2年生から高校2年生までの障がいのある児童生徒と、その保護者ら合計20人が参加。子どもたちはスタッフの指導を受けながら、ライスオムレツ、ひらひら大根と豚肉のゆず風味煮、サツマ芋と小松菜のサラダ、イチゴのぎゅうひ包みの4品を作り、お弁当箱に詰めみんなで食べた。

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 参加した5年生の男の子は、「料理教室に参加したのは初めてだけど、意外と楽しかった。大根がゆずの香りがしてすごくおいしい」とうれしそう。

 2年生の男の子の母親は、「家では最近卵焼きを作っています。親子で料理教室に参加したのは初めてでしたが、どの子も生き生きとして楽しそうでよかった。お料理もとてもおいしい」 と話した。

 広報・調査部の担当者は「先生や職員、保護者から、『この料理教室では、通常学校や家では見られない子どもたちの一面、例えば責任感を持ってこつこつとやり遂げる、下の子の面倒をよく見る、などに気付かされることも多い』と聞きます」と語る。

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 障がいの有無にかかわらず、自立のために料理ができることは大切で、子ども向けの料理教室はたくさんある。しかし障がいのある子どもにとっては、その子のペースに合わせて対応してもらうことが難しく、参加しづらいこともある。こうしたことを受けて、全農では誰でも参加できる「みんなの子ども料理教室」を今後も継続して開催していきたいという。