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withコロナ時代の芸術 Bunkamuraがバレエ、演劇、コンサートをweb上で公開

Bunkamura チャレンジ
Bunkamura チャレンジ

 さまざまな分野の停滞が課題となっている今、大きな打撃を受けているものの一つが芸術分野だ。演劇、映画、美術館は長い閉鎖・自粛で活動が難しく、ファンはオンラインで鑑賞できる場所を探し、ネット上をさまよってきた。東急文化村(東京)でも多くのコンサートや公演が延期や中止になっている中、特設サイト「Bunkamura チャレンジ」を開設、ファンに鑑賞の場を開いている。

 例えば東京フィルハーモニー交響楽団は、指揮者沼尻竜典とコメンテーターとして脳科学者の茂木健一郎を迎え、フィジカル、メンタルの両面から演奏会のありように迫るほか、ベートーベンの交響曲を演奏するコンテンツを7月上旬に公開する。また、オーチャードホール芸術監督の熊川哲也氏総合演出のK-BALLET COMPANY「運命」では、2カ月ぶりに稽古場に集った5人のダンサーによる新作を映像化。リハーサル風景から見えてくるダンサーのリアルを描く前半と、ベートーベンの「運命」にのせた作品を劇場のさまざまな場所で展開する二部構成の映像を堪能できる。

新しい生活様式、オーケストラはどうなる?
新しい生活様式、オーケストラはどうなる?

 熊川氏は、劇場に集まること自体不可能という状況が舞台芸術界におよぼすインパクトは計り知れないとしながらも、「文化が継承されてきた長い歴史を振り返ると、天災や人災など、さまざまな困難を生き抜くことで熟成してきたこともまた、明らかです。この状況を経て、われわれがこの席に再び座るとき、舞台に立つとき、芸術の偉大な力を改めて目の当たりにし、さらに深い敬愛を抱くと信じています」と話している。