カルチャー

たかが一票、されど一票! 政治が日常生活に溶け込むアメリカ

アメリカの国旗のほか、「VOTE(投票)」「2020」などと書かれたデザインのカップケーキ
アメリカの国旗のほか、「VOTE(投票)」「2020」などと書かれたデザインのカップケーキ

 アメリカの大統領選挙まで1カ月を切った。現職のトランプ大統領が再任されるかどうか、日本でもテレビや新聞で大きく報道されている。他国の大統領選挙ではあるが、関心を持って毎日ニュースをチェックしている人も多いだろう。選挙では当然、各政党や候補者が掲げる公約が議論の対象となるが、それと同じくらい重要視すべき要素がある。それは、投票率である。アメリカでは連日、オバマ前大統領やヒラリー・クリントン氏らがSNS上で、国民に投票を呼び掛けている。

 日本は他国と比較しても、各選挙における投票率が低いといえるだろう。総務省によると、特に若い世代における投票率が低いようだ。昨年7月に行われた第25回参議院選挙では、全体の投票率が48.80%であったのに対し、10代は32.28%、20代は30.96%、30代は38.78%だった。周りを見ても、小中学校で選挙のことが日々の話題になったという話はあまり聞かない。一方、アメリカでは家庭の食卓から小学校のカフェテリアに至るまで、どの政党を支持しているか、どの候補者が好きか、という話は日常茶飯事だ。その一例がスイーツにも現れている。今回の大統領選に合わせて、首都ワシントンD.C.で人気のカップケーキ店が選挙をモチーフにしたデザインのカップケーキを販売した。大人だけではなく、子どもたちにとっても、選挙・政治が身近なものとなっているといえるだろう。

 一人の一票では大きな流れを作ることはできないかもしれない。しかし、その一票一票の結果が国や政治を左右する。あなたの家でも、改めて投票することの大切さについて家族で話し合ってみてはいかが?