カルチャー

不安と上手に付き合おう よいエネルギーを生み出すための指南書

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 新型コロナウイルスの感染や、先行き見えない社会情勢への漠然とした不安が世の中にくすぶり続けている。その不安を受け入れ、建設的なパワーに変える考え方を紹介する指南書『不安に負けない気持ちの整理術 ハンディ版』(1,400円、税別)が、ディスカヴァー・トゥエンティワン(東京)から刊行された。

 著者は、『感情的にならない気持ちの整理術』などのベストセラー著書を持つ精神科医・和田秀樹氏。同氏は、森田療法の「不安をなくしたいと考えていると、不安は余計に増幅する」という考え方を採用。第1部では、「不安は生きる力になる」「不安は無知から生まれる」「不安に引きずられると間違った判断をしてしまう」など、不安と向き合うための10のポイントを解説。第2部では、感情をコントロールするのではなく、「起こりうる結果を予測してみる」「確率で考えてみる」「1つのやり方にこだわらない」「テレビと距離を取る」など、不安に引きずられずに生きていくための14の行動を解説していく。第3部では、「変えられないことは受け入れる」「小さな不安を放っておかない」「孤独な時間を楽しむ」など、「平常心で生きる」ための10の行動や態度を提案している。

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 不安の裏には、生きることへの欲望があるという。「試験に落ちたらどうしよう、と思うからがんばって勉強をする」「病気になるのが不安だから、運動で健康維持を図る」「仕事でクビにならないよう、スキルアップの努力をする」…。人生に不安がない人など存在せず、適度な緊張感に転換することができれば、よいエネルギーを生み出してくれるのだろう。不安と上手に付き合う手軽に実践できる方法がたくさん紹介されている同書。自分に合った方法を探ってみよう。購入は、Amazon楽天ブックスセブンネットなどから。