SDGs

再生可能エネルギー比率の高い電力を共同購入する「みい電」 環境にやさしいとともに家計の助けにも

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 太陽光、風力、地熱、波力、バイオマスなどの再生可能エネルギー由来の電力を共同購入することで、地球環境にやさしく、そのうえ家計の助けにもなる。まさに今注目のSDGsマインドの高いキャンペーンが行われていることをご存知だろうか。

 このプロジェクトは2019年に「再生可能エネルギーグループ購入促進モデル事業」として東京都が初めて開始したもの。旗振り役は東京都など参加自治体で、公募で選ばれたアイチューザー株式会社(東京)が事務局を担当し運営管理にあたっている。

 狙いは主に二つ。地球温暖化の原因である二酸化炭素(CO2)を排出する石炭、石油など火力発電由来の電力の購入を結果として減らすことになり、環境貢献が出来る点。

 もう一点は、CO2を排出しない地球に優しい再生可能エネルギー由来の電力を今以上に共同で購入することにより、家計の電力料金負担を結果として軽減しようというものだ。

 2019年12月から翌1月にかけて行われた第一回キャンペーンには約950世帯が参加し、30%以上の再生可能エネルギー由来の電力共同購入契約で、4人世帯の年間電力料金が平均で年間8,000円節約出来たという。 

 公募で選ばれた電力会社はLooop(東京)だった。

 昨年夏に実施した第二回キャンペーンには約880世帯が参加し、再生エネルギー由来電力30%以上のメニューで、4人世帯で平均約7%の電気代節約となった。また環境に優しい電力100%のメニューも導入され、平均で約4%の電気料金削減となった。

 この際に参加した自治体は、東京都に加え、神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市。公募で選ばれた電力会社はミツウロコグリーンエネルギー(東京)だった。

 東京電力の場合は電力源としての再生可能エネルギーの比率は約9%(2019年実績)で、これと比べてもこのキャンペーンが環境フレンドリーなのがわかる。

 現在実施中のキャンペーン(~2021年2月15日)には上記自治体に加えて、埼玉県、千葉県、さいたま市、千葉市が新たに加わっている。

 「参加者が多く集まれば集まるほど共同購入の規模が大きくなり、割安な料金メニューを提供しやすくなるが、今回は年間1万円の電気代節約を目指している」(事務局)という。

 キャンペーンの主たる推進役である東京都は2019年5月、2050年までにCO2排出ゼロを目指す「ゼロエミッション東京」宣言を出した。国も、菅義偉首相が昨年秋の国会の所信表明演説で、同様の温室効果ガスの排出量削減目標を打ち出している。 キャンペーンに参加するためにはまず専用ウェブサイトで「みんなでいっしょに自然の電気事務局」(略称「みい電」)に登録する必要がある。登録は無料。

 そして参加希望人数を基にして、事務局が最もお得で安定した自然の電力を提供する電力会社をオークションにより選ぶという運び。それによって算出される電気料金の見積もりを参加希望者に提示して、電力会社の切り替えの判断を仰ぐという流れだ。

 切り替え手続きは、登録を済ませている人の場合、ウェブ上で行われ、「煩雑な手続きは必要ない」とのこと。現在の電力会社の解約手続きも新たな電力会社が行うという。

 問い合わせは0120-267-100、0570-058-100(携帯電話・PHS)まで。受付時間は午前10時から午後6時まで(月~金)。