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「N95」並みの機能が期待できる絹マスク開発 不織布3枚使った5層構造「ナノ×シルクマスク」

「N95」並みの機能が期待できる絹マスク「ナノ×シルクマスク」 小杉織物が開発、不織布3枚使った5層構造 画像1
小杉織物 「ナノ×シルクマスク」

 

 浴衣帯製造の小杉織物(福井県坂井市)は、高機能な不織布を3枚使った絹マスク「ナノ×シルクマスク」を開発し、販売を始めた。

 不織布は医療従事者が使用することで知られる「N95マスク」と同等にウイルスキャッチ99%以上の機能が期待できるという「Zetta ナノファイバーフィルター」を採用している。

 小杉織物によると、「Zetta ナノファイバーフィルター」は、東京工業大の谷岡明彦名誉教授が発明し、O・1マイクロメートル(μm)のウイルス(微粒子)を99%以上キャッチできるという。このフィルターは、「N95マスク」と同等の機能を持ちながら息がしやすく、100回洗濯しても捕集効率が落ちない特徴があるという。

 さらに、東洋紡(大阪市)の抗ウイルス素材「ヴァイアブロック NW」の不織布と、小杉織物がマスク販売当初から使用している高密度の不織布も採用。3層構造の不織布を100%シルクで挟み込んで5層構造になっている。このため「一般的な不織布マスクより高機能で息がしやすく、布マスクより肌に優しい」としている。

 価格は税込み3960円。サイズはL・M・Sの3種類で、カラーは全11色。公式ホームページの通販サイト「Itokala by 小杉織物」で販売している。また、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」でも購入できる(税込み3980円、全8色)。

 小杉織物は1937(昭和12)年創業の浴衣帯メーカー。新型コロナウイルスの感染拡大により、イベント中止などが相次ぎ帯の注文が激減したことから、昨年4月、織物技術を使って帯の生地からマスクを作ることを始めた。