カルチャー

withコロナ時代、地方の人口流出に歯止めを “鹿児島に生きる”を決意した同級生のストーリー

鹿児島に生きる~withコロナ時代

 リモートワークにオンライン会議…。昨年春の一斉休校で、子どもがいる空間で仕事をしなければいけなかった人も多いだろう。家事や子育てと仕事とのバランスも一層求められた。4月に政府から出された最初の緊急事態宣言で突然働き方の変革を迫られ、当初は多くの人が戸惑いを感じたのではないだろうか。新型コロナウイルスの影響が広がり始めてから1年が経過したが、まだまだ収束は遠い模様だ。迫られた変革ではなく、仕事やライフスタイルの幅が広げるために変革にチャレンジし始めている人もいるかもしれない。

 南日本新聞(鹿児島市)は、鹿児島と東京で働く2人の同級生がコロナウイルスによる生活様式の変化をチャンスととらえ、鹿児島で起業するマンガ「鹿児島に生きる~withコロナ時代」を2月11日付朝刊に掲載している。

 幼なじみの大迫と有川は、地元鹿児島の大学を卒業後、それぞれ鹿児島と東京で働き始めた。上京した有川が活躍する姿をSNSで知り、焦りを感じる大迫。一方、有川は東京生活を満喫するとともに、地方の良さも肌で感じていた。そんな中、コロナウイルス感染症が世界中で流行し、生活が一変。リモートワークが浸透し、首都圏から地方への人口の逆流現象が起こっている今をチャンスととらえた2人は、鹿児島で起業し生きていくことを決心する―というストーリーだ。

 同社創立140年の取り組みの一つで、次代を担う若者が鹿児島で生き、地方創生の主役になってほしいという思いをマンガに込めた。朝刊で1ページを使って掲載したものに加え、南日本新聞公式WEBサイトで続編も掲載(3月31日まで)。県外に住む鹿児島県関係者や、鹿児島への移住希望者などのアピールを狙い、Twitterの「フォロー&リツイートキャンペーン」でプレゼント企画も展開する。東京・有楽町「認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター」でも同日朝刊を約500部配布予定だ。