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AIを保健医療分野へ、人材育成の取り組み開始 岡山大、地方の医療従事者不足への対応目指す

岡山大が医療分野でのAI研究開発、人材育成の取り組み開始 文科省プロジェクトで採択、新型コロナなどの課題にも活用 画像1
岡山大学 「キックオフミーティング」の参加者たち

 岡山大(岡山市)は本年度、人工知能(AI)を医療分野に活用する人材を育成する文部科学省のプロジェクト「保健医療分野におけるAI研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト」に採択され、取り組みを始めた。

 プロジェクトは、高齢化社会が急速に進む中、地方の医療従事者が人材不足になる現状に対し、AIを活用した医療を促進するための人材を育成することが目的だ。新型コロナウイルスのような医療課題にAIで対応する人材育成も目指すという。

 岡山大は東北大を主幹校にして、北海道大とともに申請した「『Global×Localな医療課題解決を目指した最先端AI研究開発』人材育成教育拠点」が採択され、昨年12月に岡山大でキックオフミーティングを開いた

 岡山大のプロジェクトは、医療系学部や大学院研究科だけではなく、岡山大の工学系や人文学系研究者やAI関連企業も参加。協力校として中四国地域の5大学(徳島大、香川大、山口大、鳥取大、川崎医科大)も参画する。

 文科省のプロジェクトは、全12校が連携して座学から実践まで3段階のプログラムを構築する。プロジェクトを通じて養成された人材については、医療機関での診療の他、在宅医療、ビジネス、公衆衛生といった幅広い領域での活動に期待されるという。また「ウィズコロナ、ポストコロナ時代の効果的な新教育システムとして国際的にも展開することが期待される」としている。