カルチャー

昭和のテレビを振り返る すごかった「歪み」も面白い

なつかしのTV青春アルバム! 特撮・アクションドラマ篇

 誰もが読んでいた絵本が「差別的」と評価されて絶版になるなど、時代が変われば“常識”も変わる。技術の進歩で数十年前はSFだったものが目の前にあったりもする。その来た道を、あとから振り返るとなかなか面白い。主に70年代のテレビ番組の魅力や製作秘話をライター・岩佐陽一さんがまとめ、2001年に刊行したエッセイ本、「70年代カルトTV図鑑」「なつかしのTV青春アルバム! 特撮・アクションドラマ篇」の電子復刻版(文藝春秋・東京)の配信が始まった。価格はそれぞれ499円(税込み)。

 テレビの全盛期ともいえる昭和。今ではちょっと考えられない、昭和だからこそ許された、ツッコミどころ満載のテレビ番組の数々。時に無情な展開で子どもたちに強烈なトラウマを与え、時に心温まるエピソードでお茶の間をほっこりさせた特撮番組やドラマ、アニメ、バラエティーを縦横無尽に語っている。

70年代カルトTV図鑑

 「70年代カルトTV図鑑」で紹介されている主なテレビ番組は、たとえば、「愛の戦士 レインボーマン」「バトルホーク」「ウルトラマンレオ」「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」「必殺シリーズ」「俺たちの旅」「18歳シリーズ」「アパッチ野球軍」などなど。懐かしい、という人は、真剣に見ていた過去の自分を振り返るほろ苦い時間が楽しめるかもしれない。