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貸し切り列車で眺める四万十川、初ガツオ、日本の“モネの庭” 春到来!今こそ訪れたい高知の観光地名所

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 菜の花に包まれる四万十川の河川敷、初ガツオを堪能できる食の市場、3月から今年春の開園が始まった「北川村モネの庭マルモッタン」など、高知県の特産品や見どころスポットが、訪れてくれる人を心待ちにしている。高知県はこのほど、春の高知県の観光名所3カ所を紹介するオンラインプレスツアーを開催。「春の魅力あふれる高知にぜひ遊びに来て!」と呼び掛けている。

 3日に行われたオンラインプレスツアーは、同県北川村の「モネの庭マルモッタン」、土佐くろしお鉄道の貸し切り列車、中土佐町の「大正町市場」を中継でつなぎ生配信した。

 土佐くろしお鉄道では、「中村・宿毛線」、「ごめん・なはり線」ともに1人から列車を貸し切ることが可能。畳敷きの車内にはテーブルも置かれ、飲食も自由にできる。飲み物や食べ物の持ち込みはもちろん、地元のレストランが作った弁当を事前注文することもできる。一番の見どころは、四万十川の橋の上で停車した車内から眺める絶景。オンラインの映像からでも、四万十川の透明度の高さがうかがえる水面の独特の色合いが印象的だ。河川敷は、春は菜の花、夏は花火、秋は紅葉、冬は雪景色が目を楽しませてくれるという。

 1年前のコロナ禍への突入から、外国人客はいなくなった。昨年10~11月は国内のGo To トラベルキャンペーン効果もあったが、年初からの再度の緊急事態宣言下で、入っていた予約は全てキャンセル状態という。貸し切り列車は30~40人が乗車可能だが、感染予防対応として、予約は1人~20人程度の範囲で受け付けている。テーブルにはアクリル板も用意し、手すりやつり革も定期的な消毒作業を行う。運賃は土佐くろしお鉄道のHPで案内しているが、行路や飲食物の持ち込み状況などで変わってくるので、運行可能スケジュールや料金などいついては、土佐くろしお鉄道総務部・企画営業課(tel:0880-35-4962)まで問い合わせてほしいとしている。

 そして、高知県の特産品と言えば「カツオ」。「高知でカツオを食べるならここ!」と言われるのが、高知県中西部・中土佐町の大正町市場。今回のオンラインツアーで高知のカツオの魅力を伝えるために登場したのは、同市場で町の衰退を食い止めるために2007年に始動した「企画・ど久礼もん企業組合」代表を務める川島昭代司さん。同組合は、カツオの町として「カツオで何ができるか」を常日頃考え、名物料理を考案したり、カツオ加工品の通信販売にも力を入れたりしている。

 一本釣りのカツオについては「網で収穫する場合は網の中で暴れたりするが、それがないので(身の傷みが少なく)刺身に絶好」と川島さん。冷凍技術の進歩で、冷凍直前のギリギリの状態で新鮮に保ったカツオの刺身やたたきを通販で提供できるという。一本釣りによる鮮度が抜群のカツオを、わら焼きで仕上げたタタキで味わうのは絶品。また、夏が旬の、生後1年未満のソウダカツオの稚魚「新子(しんこ)」を味わえるのは大正町市場ならではという。非常に鮮度が落ちやすく、刺身ではその日獲れてから3~4時間以内でしか食べられないという幻の魚! モチっとした食感の新子を味わうためだけに市場を訪れる人もいるそうだ。カツオの刺身は、しょうゆとマヨネーズをあえた調味料で味わうのもオススメとのこと。カツオの町の市場で、漁師さんたちに秘伝のカツオの味わい方を教えてもらうのも楽しそうだ。

 最後の中継は、今年度の開園が3月1日に始まっている「モネの庭マルモッタン」。フランスモネ財団から、世界で唯一、本場以外で「モネの庭」と名乗ることを認められた庭園だ。印象派を代表するフランスの画家、クロード・モネがこよなく愛したフランス・ジヴェルニーの庭をモデルに作られた庭は、昨年春、20周年を迎えたが、「昨年の全ての20周年企画はコロナによって蒸発した」と、和田昌敏支配人。2021年を正式な“20周年”とし、展示会やイベントなどを展開していくという。

 園内のチューリップの丘の見頃は、3月10日~15日。公式twitterでは“モネじぃ”が「満開は20日頃かのぅ」とつぶやいている。また、3月28日(日)には「モネのチューリップ祭」を予定。モネの庭の世界観の表現、維持管理に尽力を続けている庭師の川上泰氏も「世界で唯一、フランスの外にあるモネの庭を感じてほしい」と話していた。