東日本大震災から10年。日頃から家庭で防災意識を高めてもらおうと、学研プラス(東京)は、防災について学びながら被災時に役立つ工作を楽しめる『つくって役立つ! 防災工作 水・電気・ガスが使えないくらしを考える』(4,200円・税別)を発売した。
水が使えない時に役立つ「新聞紙を使った食器」、明かりが無い時に役立つ「ツナ缶を使ったランプ」、ベッドが無い時に役立つ「段ボールを使ったベッド」、トイレが無い時に役立つ「段ボール箱を使った非常用トイレ」など、身近なものを使って短時間でできる工作25点を掲載。作り方を手順ごとにイラストで分かりやすく説明している。水や電気、ガスなどのインフラが止まると生活はどうなるのか、どんな備えや工夫が必要になるのか…。イラストによる解説で学んだ上で、被災時に役立つ工作に取り組める。
NPO法人「プラス・アーツ」が監修。同NPOは、防災・福祉・教育・環境などの社会課題に、アートやデザインというクリエイティブな考え方を導入して解決を図る「+arts(プラス・アーツ)」という手法を軸に活動。主に防災の分野で町内会やPTAなどの地域団体、自治体、企業などさまざまなパートナーと防災教育・防災啓発のプロジェクトを展開している。
アマゾン、楽天ブックス、学研出版サイトなどで購入できる。
【目次】
■第1章 水が使えないときに役立つ工作 牛乳パックで食器、段ボール箱で非常用トイレ、ペットボトルでシャワーなど
■第2章 電気が使えないときに役立つ工作 懐中電灯とポリぶくろでランタン、ツナ缶でランプ、ペットボトルと牛乳パックでほうきとちりとりなど
■第3章 ガスが使えないときに役立つ工作 空き缶でコンロ、新聞紙でコートと腹巻き、ブルーシートと新聞紙でねぶくろなど
■第4章 避難所でのくらしを考える キッチンペーパーやハンカチでマスク、新聞紙でスリッパ、段ボールでパーテーション、ごみぶくろでレインコートなど