カルチャー

レシピ動画で日常に備えを 災害時に役立つ「備蓄」と「消費」のレシピリスト

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「クラシル」のアプリ内から閲覧・視聴が可能

 レシピ動画サービス「クラシル」(dely、東京)は、災害時に役立つ「備蓄」と「消費」のレシピリストを公開した。停電や断水・ガス停止の際にも温かい食事が作れるレシピや、長期の避難生活で不足しがちなミネラル・たんぱく質を取れるレシピを、「自宅にある・保存がきく」食材を用いて紹介。レシピは管理栄養士が監修し、おいしさはもちろん、栄養価や安全性にも配慮している。

 クラシルがアプリユーザーに行ったアンケート(2月24日実施、有効回答数5,483)では、4割強が食材の備蓄をしていないと回答。クラシルでは、備蓄用として知られる食品の多くは単身者や二人世帯にとっては使い切るのが難しいことから、備蓄をしない層が多いのではないかと考えている。また「備蓄している」と回答した人が主に挙げたのは、「保存のきくレトルト食品」や「缶詰」。同時に「レトルト食品の味に飽きる」という声も多く寄せられた。

備蓄食材を「余らせてしまう」のがネック

 これらを受けて、クラシルは、余らせてしまいがちな備蓄商品の消費を目的としたアレンジレシピとともに、特別な食材を必要とせず、自宅にあるもので作れるレシピも紹介している。例えば、「トマトジュースの無水サバカレー」。災害時に野菜は取りにくいので、トマトジュースを備蓄しておくと安心。「和えるだけ ひじきとグリーンピースのツナマヨ和え」は、ひじきの水煮、缶詰のグリーンピースとツナ、白ごまをまさに和えるだけ、味つけはめんつゆで。災害時に不足しがちなミネラルを取ることができる。いずれも、常温保存可能な食品のみを使用している。

 普段から保存のきく食材を多めに買い、日常生活の中で使いながら買い足して保存していく「ローリングストック」が備蓄のポイントだという。日常生活でも使うことで、もしもの時にも慣れ親しんだ味を口にでき、心の備えにもなるというメリットがある。

 アンケート結果では、災害時に「ガス・電気・水道の停止」が起きることへの不安が最も高かった。これらのライフラインが停止した場合でも、温かな食事を作ることができるレシピを、備えておくと便利な日用品や、日常から気をつけたいポイントとともに紹介。また、突然の災害時などで食器類が水に浸かってしまった場合の「家庭用塩素漂白剤を使った消毒方法」や、脱水を防ぐための「経口補水液の作り方」も動画で紹介している。