カルチャー

廃棄衣類から作ったリサイクルボードを活用 アップサイクル家具「Ugly wardrobe」

Ugly wardrobe

 シーズンごとに入れ替わるファッションのモード。毎年数え切れない量の服が大量生産されている一方で、日本国内だけでも一年に約120万トンもの衣類が廃棄されているといわれている。当然、服を廃棄する過程でもエネルギーを消費するから、現在のファッション業界が環境に与える負荷は非常に大きい。このような状況を憂いて開発されたのが循環型繊維リサイクルボードの「PANECO」(ワークスタジオ・東京)だ。原料に使っているのは、本来なら廃棄されるはずだった衣料品類。PANECOは硬度がありながら加工しやすいのが特徴で、オフィスの内装・家具・イベントのディスプレイなどさまざまな用途で活用できる。さらに、使い終わったらリサイクルボードとして再利用できるから、資源を無駄なく循環させることができるのもポイントだ。

Ugly wardrobe

 このPANECOを使ったサステイナブルな家具「Ugly wardrobe」が3月15日(月)から始まった「渋谷ファッションウイーク」で展示されている。制作したのはクリエイター集団の「h220430」。持続可能なファッションとインテリアについて考えるきっかけとなればと願い、ワークスタジオとのコラボを決めたという。Ugly wardrobeに使われているのは焼却処分される予定だった約500着の服。特殊な機械でプレスしてリサイクルボードに成形し、ワードローブとして作り上げた。Ugly(みにくい)というネーミングは、粉砕した衣類の文様をあえてそのまま残していることを表している。Ugly wardrobeの展示は3月31日(水)まで。

「Ugly wardrobe」by h220430

展示場所:koe渋谷店(東京都渋谷区宇田川町3-7 1階)

展示期間:2021年3月15日(月)~3月31日(水)10:00~23:00