カルチャー

今こそパラリンピックの関心高めよう ENEOS、社員向けイベント通じ

オンライントークイベントに参加した武井壮(中央)、パラ卓球の岩渕幸洋選手(右)
オンライントークイベントに参加した武井壮(中央)、パラ卓球の岩渕幸洋選手(右)

 東京2020オリンピックの聖火リレーが3月25日から始まり、祭典への期待が高まってきた。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中、手放しで歓迎とはいかず、大会のスポンサー企業も機運醸成に苦労している。東京2020のゴールドパートナーであるENEOSでは、パラリンピックに対する社員の関心を高める「ENEOSサポーターズ」プロジェクトを立ち上げ、さまざまなイベントを通じてパラスポーツへの応援を呼び掛けている。

サポートリーダーに武井壮さん

 社員は、社内の特設サイトにサポーター登録し、クイズを解いたりイベントに参加することでポイントを重ね、サポートリーダーに就任したタレントの武井壮さんのサイン入り応援グッズがもらえたり、武井さんとのオンライントークイベントに参加したりできる。

 イベントの一環として3月26日には武井さんとパラリンピックの卓球代表に内定している岩渕幸洋さんが対談した。「パラリンピックまであと5カ月、選手は自分史上最高をつくりあげるよう頑張ってください。僕らは支えていきます」と武井さんがエールを送れば、岩渕さんも「難しい状況ですが、一日一日を大切にしていきます」と応えた。対談の後には実際に二人で卓球をプレー。この様子はオンラインで全国の同社社員に中継された。大企業だけに、社員に一体感を求めるイベントにも創意工夫と入念な準備が必要なようだ。

競技に挑戦する武井壮
競技に挑戦する武井壮

社員全体がアンバサダー

 武井さんは陸上十種競技の元日本チャンピオンで、ゴルフではプロを目指したこともある万能スポーツマン。「選手や競技をほんの少しでも知るだけで、感動や興奮を何倍にも感じられるのがパラスポーツ。パートナー企業が会社を挙げてパラリンピックを応援されていて、多くのパラアスリートの希望を生み出す素晴らしい活動だ」と、サポートリーダーを引き受けた経緯を話し、さらに「4月からは第2弾のキャンペーンを始めます。たくさんの企画を社員のみなさんに届けます」と約束した。

 聖火リレーが始まったとはいえ、このまますべてが順調に推移するかは分からず、コロナウイルスの感染拡大次第で状況が変わる可能性はある。東京大会開催が決定した直後からオリパラ推進の仕事に携わってきたENEOSオリパラ推進室長の内田倫義さんは、聖火リレー出発式を現地で見届けると「やっと始まった」と胸に迫るものがあったという。しかし、コロナの影響の不安は常に頭にある。「安心安全の大会が実現するまで気の抜けない日々が続きます。そんな中でも社員のみなさんには、スポンサー企業としての取り組みを理解して外に発信するよう、社員全体がアンバサダーという意識を持ってもらえれば」と社内からの盛り上がりに期待した。