カルチャー

地球温暖化問題に取り組む「1.5℃ライフスタイル」 子どもと学び、始める一冊、IGESが監修

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 地球温暖化問題に世界的に取り組む仕組みとして、2015年12月に世界約200カ国が合意して成立した「パリ協定」(COP21・国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)。このとき示されたのが、世界の平均気温上昇を産業革命(18世紀半ばから19世紀)以前に比べて2℃未満に保つ「2℃目標」と、1.5℃に抑える努力を追求する「1.5℃目標」だ。

 さ・え・ら書房(東京)から、この「1.5℃目標」の達成がなぜ大切なのか、目標達成のためにどんなライフスタイルを選択することができるのか、小中学生に向けて解説した『はかって、へらそうCO2 1.5℃大作戦 ①はかる編』(税別2,150円)が発売された。『はかって、へらそうCO2 1.5℃大作戦 ②へらす編』(同2,650円)も4月に発売される。

はかって、へらそうCO2 1.5℃大作戦①はかる編
はかって、へらそうCO2 1.5℃大作戦①はかる編

 地球環境戦略研究機関(IGES)が、この2冊を監修した。次世代を担う子ども向けに、IGESの報告書「1.5℃ライフスタイル―脱炭素型の暮らしを実現する選択肢―」を軸に、自分たちの日常生活が気候変動に与える影響や持続可能な未来のためにできる行動を、科学的根拠に基づいて、子どもにも分かりやすいよう身近な事例や説明を用いて解説。地球温暖化以外の環境影響や他国、産業の視点を盛り込み、総合的な理解と共感を促すことを目指している。

はかって、へらそうCO2 1.5℃大作戦②へらす編
はかって、へらそうCO2 1.5℃大作戦②へらす編

 対象は小学校中学年から。自分の生活から出るカーボンフットプリント(製品のライフサイクル全体で排出された温室効果ガス排出量を合算し、CO2排出量に換算表示したもの)を簡易計算できるワークシートも付いている。親子で世界の環境問題を考えるきっかけにもできる1冊。全国の図書館や、公立小中学校の図書室に配本されるほか、書店、オンラインショップで購入できる。