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GWはルーブル美術館へ行こう 48万点以上の作品をオンラインで無料公開

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 やれやれなステイホームの大型連休。でもこの1年のコロナ禍で、オンラインのコンテンツも充実してきた。たとえばフランスのルーブル美術館。この春、約48万点に及ぶ所蔵作品を美術館のページで無料で鑑賞できるようになった。ヨーロッパの旅や美術館巡りの計画が白紙に戻ったまま、という人は、コロナ明けの旅を待つ間、おうちで予習がてらのんびり展示室めぐりができる。

 世界的に人々の移動が制限されて、フランスも国内外の旅行者が激減、ルーブル美術館も閉館の期間が長く、昨年の来館者はコロナ前の7割減だったという。だがルーブルは“人類の宝物”を明かりの消えた展示室に眠らせておくことはしなかった。オンラインで無料公開した膨大な数の作品は、テーマごとに探すこともできるし、美術館を訪れる時と同じように、展示室をクリックして、そこにある作品群から見ていくこともできる。作品の背景にある物語の紹介などもあり、まるで学芸員の解説つきツアーのようだ。

 美術館のサイトを開くと、「ルーブルへの逃避」というタイトルと共に、オンラインのライブイベントやポッドキャスト、館内で行われたコンサートのアーカイブや子ども向けのページ紹介が並ぶ。そして作品コレクションのページは絵画、彫刻、家具・調度品、織物、宝飾・装身具、碑文・刻文類、土器・陶器など、分野ごとに探せるように整理されている。試しに絵画のページに入ってみると、作品リストは1万122点。気が遠くなりそうな数だ。この際だから端から流して、目に留まった作品を開けて見るもよし、馴染みのあるものからたぐるもよし。

 「カナの婚礼」のような大きな絵は、全体像を含めて数十枚のピースに分けた部分画像がアップされており、それぞれを画面上で子細に鑑賞することもできる。オンラインならではの利点だ。

 目下、サイトの言語は仏英西中の4か国語だが、コレクション・データベースのページにたどり着けば、作者名や作品名を検索ボックスに打ち込んで探したり、絵画、彫刻などの分野別ページから入っていくこともできる。連休のおうち時間に任せて、芸術の森の探索を楽しんでみては。