カルチャー

「使い捨て」から「リユース」へ ゴミを出さないライフスタイル がAEON×Loopで始動

イオンスタイル幕張新都心のLoopコーナー。左が専用の回収ボックス。容器代は約2週間後に返金される仕組み。
イオンスタイル幕張新都心のLoopコーナー。左が専用の回収ボックス。容器代は約2週間後に返金される仕組み。

 日本は世界の中でも“詰め替え”文化が発達している国の一つだが、詰め替え容器もプラスチックを使用しているという点では環境に負荷を与える。使用しているプラスチック容器を100%リユースもしくはリサイクルできれば最適だが、現実的にはなかなか難しい。そこで、そもそもプラスチックを使い捨てにしないライフスタイルを取り入れてみるのはどう? イオンは、東京・神奈川・千葉の19店舗で、耐久性のある繰り返し使用できる容器を利用したショッピングプラットフォーム「Loop」に参画。洗濯用洗剤やガムなどLoopの13商品の取り扱いを始めた。

Loopの13商品。一部、店舗限定商品がある。
Loopの13商品。一部、店舗限定商品がある。

 イオンで販売されている13商品(メーカー6社)は、1)「Loopキシリトールガム ライムミント」(216g)、2)「アリエール バイオサイエンス ジェルボール」(32個入り)、3)「ジョイ ジェルタブ」(32個入り)、4)「消臭力クリアビーズ イオン消臭プラス」(無香料・280g)、5)「モンダミン ペパーミント」(500ml)、6)「ドクターブロナー Loopマジックソープ」(ベビーマイルド・450ml)など。13商品のうち9個は既存商品だが、これまでのプラスチック容器に代わって、繰り返し使用できるガラス製・ステンレス製などの容器に入っているのが特徴だ。容器は店内に設置された専用ボックスで回収していて、検品・洗浄後同じ商品の容器として繰り返し使われる。

右が既存のモンダミンパッケージ(700ml)。左はLoopパッケージ(500ml)。
右が既存のモンダミンパッケージ(700ml)。左はLoopパッケージ(500ml)。

 イオンリテールの鷲見尚彦(わしみ・なおひこ)商品戦略部長は、「イオンではこれまでさまざまな環境保全活動を行ってきたが、リユースという取り組みはなかった。メーカー側も消費者側も幅広い人が、ゴミを出さないという仕組みに参加できる点が画期的だ」と意義を強調する。19店舗のうち15店ではネットスーパーでもLoop商品を扱っている。

 気になる値段だが、例えばロッテのキシリトールガムはこれまでの143g入りが税込み699円に対し、Loopの216g入りは同2,090円。この価格に容器代880円がプラスされるが、容器代は容器を返却すると、専用アプリ経由で全額返金される。容器代は商品によって異なり、13商品では110~880円になっている。また、容器は繰り返し使用されることが前提のため、当然、回数とともに傷などの使用感が発生するが、海外ではその方が環境保全活動に貢献しているという実感が持てるとして好評だという。

キシリトールガムのLoopパッケージ(左)と既存品(右)。
キシリトールガムのLoopパッケージ(左)と既存品(右)。

 Loopに参画している19店舗は、東京の17店・神奈川のイオンスタイル座間・千葉のイオンスタイル幕張新都心。イオンではこの店舗数を8月末までに50店舗に増やすと同時に、扱う商品も来年春ごろまでには約50商品に拡大する予定だ。発売される商品はメーカー次第で、現時点でLoopに参画しているメーカーは味の素・江崎グリコ・大塚製薬・キッコーマン・資生堂・コーセーなど25社。

 容器を返却するという手間はかかるが、毎日大量に発生するプラスチックゴミに困っていた人も多いのでは? ゴミを出さないというライフスタイルを始めてみてはいかが?