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食品配布の拠点を拡大 ひとり親家庭のフードバンク

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 そうでなくても、厳しい状況に置かれることが多いひとり親家庭。新型コロナウイルスの感染拡大で、失業など経済的影響は大きくなるばかりだ。ひとり親家庭のフードバンク「グッドごはん」を運営するNPO法人グッドネーバーズ・ジャパン(東京)は、需要増にこたえて拠点を首都圏8カ所と大阪6カ所へ拡大した

 フードバンクには、毎週のように「助けてください」「親子でどうやって生きていけばいいかわからない」「給料日まであと5日、もう家に食べるものが無い」といった悲痛な声が寄せられ、昨年の利用登録は前年比で7倍に増えたという。厚生労働省の2019年国民生活基礎調査によると、平均的な所得の半分に満たない家庭で暮らす「子どもの貧困率」は、2018年時点で13.5%。中でもひとり親家庭における貧困率は48.3%と深刻だ。

都内の「グッドごはん」拠点
都内の「グッドごはん」拠点

 これまで一都三県と大阪のひとり親家庭へ無料の食品支援を実施してきたが、「配付拠点が遠い」「コロナの影響で配付拠点まで取りに行けない」という声も寄せられた。そこで、首都圏の拠点を拡大、池上、横浜、上野、川崎、練馬、世田谷にも新しく配付拠点を設けた。大阪府でも大阪市阿倍野区、住之江区、都島区、城東区、天王寺区、寝屋川市の6カ所で受け取りが可能になっている。