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祝!ビートルズの新作映画が日本でも配信へ ディズニープラスが11月下旬に各2時間の3部構成で

©1969 Paul McCartney. Photo by Linda McCartney
©1969 Paul McCartney. Photo by Linda McCartney

 待ちに待ったビートルズの新作ドキュメンタリー映画『The Beatles:Get Back』が、日本でも今秋に米娯楽大手ウォルト・ディズニーの公式動画配信サービス“Disney+(ディズニープラス)”で配信されることになった。

 11月25,26,27日の3日間にわたり約2時間ずつの3部構成で、ピーター・ジャクソン監督は、3本の異なるエピソード集として仕上げた。 日本国内での視聴には日本のディズニープラスとの契約が必要となる。月額770円(税込み)。「初めての方には初月無料でのお試しも行っている」(カスタマーサービス)。

 『The Beatles:Get Back』はもともと映画『レット・イット・ビー』50周年となるのに合わせて同作のいわば“リメイク”版として昨年劇場公開される予定だった。しかし、新型コロナウイルスの世界的蔓延により、今年8月に公開が延期されていた。

 『ロード・オブ・ザ・リング』三部作などで知られるジャクソン監督は、1969年1月のいわゆる「ゲット・バック・セッション」を記録した60時間以上の未公開フィルムと150時間を超える未発表音源を基に新作映画の制作にあたった。

 ビートルズはマネージャーのブライアン・エプスタインが亡くなり、コンサート活動を止め、メンバーの大半がそれぞれの活動に比重を移す中、バンドの結束にも陰りが見えてきた。それを克服するために彼らが乗り出したのが、のちに「ゲット・バック・セッション」と呼ばれるようになる、「原点回帰」のライブ・レコーディングであった。

 そのハイライトともいえるのが69年1月30日にロンドンのアップル・ビル本社屋上で抜き打ち的に行われた「ルーフトップ・コンサート」である。この42分におよぶ「グループとしての最後のライブ」も、新作ではあますところなく堪能出来るだろう。

 ジャクソン監督はいう「旧作の監督マイケル・リンゼイ=ホッグのフィルムは多くの点で多様なストーリー・ラインを記録していた。友人たちとしての、そして個人としてのストーリー、人間の弱さのストーリー、非凡なパートナーシップについてのストーリーだ」。

 「そして1969年初頭の社会情勢の中で、プレッシャーのもと代表曲の数々を念入りに作る創造的プロセスの詳細な記録でもある」。

 「しかし、それが単なるノスタルジアではなく、むきだしで、誠実で、実に人間臭い。この6時間の映像を通して、あなたたちは、これまで想像もしてみなかったほどの親密さでビートルズという存在を知ることになるでしょう」。

 旧作『レット・イット・ビー』には、ポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンの演奏をめぐっての口論や、ジョン・レノンに常に寄り添うヨーコ・オノの姿なども収められ、バンドが崩壊過程にある様子をとらえているともみなされてきた。

 だが昨年12月にジャクソン監督からのクリスマス・プレゼントとして公開された先行映像では、生き生きとした4人の姿が大きな反響と期待を呼んだ。「暗め」のトーンだった旧作と比べ、バランス的により「明るさ」が盛り込まれたのではないかとの観測だ。

 『The Beatles:Get Back』の劇場公開、DVD/Blu-rayの発売、サウンドトラックなどオーディオ商品についてはまだはっきりしていない。

 なお新作映画とあわせて発売が延期されてきた豪華本は、10月12日に発売される予定。ハードカバーで240ページにおよび、英語、日本語を含む9か国語で発行される。