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伊豆・上原美術館で展覧会「陰翳礼讃」を開催 暗い展示室で美の魅力を探る

伊豆・上原美術館で展覧会「陰翳礼讃」を開催 9月26日まで、暗い展示室で美の魅力を探る 画像1

 伊豆半島にある上原美術館(静岡県下田市)は、光が当たらない影の中に美の魅力を感じる展覧会「陰翳礼讃(いんえいらいさん) 影に浮かぶ仏の美/闇に輝く絵画の光」を9月26日まで開催している。

 「陰翳礼讃」は作家・谷崎潤一郎が、光と影についての考察をつづった随筆。展覧会では、暗い展示室の中に絵画と仏像を展示し、陰翳の中に潜む美の魅力に注目したという。同美術館の仏教美術と近代美術を集めた仏教館・近代館で計67点の作品を展示する。

 谷崎が所蔵していた日本画家・小林古径(こばやし・こけい)の「杪秋(びょうしゅう)」や、初公開となる小林の「芥川(あくたがわ)」「道成寺(どうじょうじ)」、洋画家・須田国太郎の「牡丹(ぼたん)」も初収蔵・初公開だという。

 仏教美術は、十一面観世音菩薩像や阿弥陀如来像などを暗がりの中で展示。日本家屋をイメージした展示室ではモネ、ルノワールといった洋画の光と影の魅力を感じることができるという。

 会期中は無休。入館料は一般1000円、学生500円、高校生以下は無料。