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新機能のリサイクルボックスを開発 22年秋の業界統一仕様目指し、実証実験

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全国清涼飲料連合会 「新機能リサイクルボックス」

 

 一般社団法人 全国清涼飲料連合会(東京都千代田区)は、異業種と連携し、「自動販売機リサイクルボックス異物低減プロジェクト2021」を始めた。

 清涼飲料水は、生産量ベースでペットボトル飲料が76%のシェアを占める。飲料業界は2030年までにペットボトルを100%有効利用すると18年11月に宣言するなど、プラスチック資源循環の促進に取り組んでいる。ペットボトルを回収するためのリサイクルボックスは全国各地に設置されているが、ボックスの中身は、約3割が清涼飲料の空容器以外の異物だといわれており、リサイクル現場での分別作業の非効率化につながっている。

 そこで、ペットボトルの投入口を下向きにした新機能リサイクルボックスを開発した。飲み残しの入ったカップは投入できないほか、ペットボトルを入れるのに適したサイズに設計しているため、ごみの投入も排除できるといった特徴がある。20年11月に東京都渋谷区で新機能リサイクルボックスを使った実証実験を行ったところ、異物の数が48%減少し、43%だった異物混入割合が29%になるなど、効果が見られた。

 今年8月下旬から順次、新機能リサイクルボックスを浜松市、愛知県岡崎市、津市に設置し、異物混入状況調査を行う。この実証実験の結果を踏まえ、22年秋に新機能リサイクルボックスを業界統一仕様とすることを目指すという。

 プロジェクトは、農林水産省、三重県、日本たばこ産業、一般社団法人 日本自動販売協会のほか、ラベルメーカーのフジシールインターナショナル、キャップメーカーの日本クロージャー、リサイクルボックスメーカーのアートファクトリー玄が参加・協力している。