カルチャー

小さな子にも親しみやすい将棋の指南書 藤井聡太二冠の師匠が監修

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 藤井聡太二冠の活躍で、近年、将棋があらためて注目を集め、将棋を覚える年齢がどんどん下がってきているという。藤井氏の師匠である杉本昌隆八段は、幼少期から将棋に触れる意義について「相手と1手交代で駒を動かす、自分のやりたいことを理論的に考える、相手の気持ちを思いやる…将棋には、生活や人生に役立つヒントがたくさんあります」と語る。これは、8月31日に発売される未就学児のための将棋入門書『5さいからはじめるしょうぎ』(日東書院本社・東京)の「はじめに」に杉本氏が寄せた言葉。同書は“世界一やさしい将棋入門”をうたい、小さな子にも分かりやすく親しみやすく初歩から将棋を解説する。価格は税込み1,430円。

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子どもにもわかるように将棋の効果を説明

 子ども向けの将棋入門書は多く出版されているが、小学校高学年ぐらいでないと難しい内容のものが多いという。将棋の面白さや、子どもの心と知恵を成長させる効果に注目する保護者も多い中、「将棋のルールが分からない」「子どもに教えられない」というケースも。同書は、解説のほとんどを平仮名にして絵本のように短くまとめ、駒の動きは、符号を使わず視覚的に分かるように工夫。また、小さな子どもたちも想像を膨らませながら楽しく将棋に親しめるように、駒を動物になぞらえてキャラクター化するなど、イラストもふんだんに盛り込んでいる。

玉将を男の子に、他の駒は動物や幻獣になぞらえてキャラクター化
玉将を男の子に、他の駒は動物や幻獣になぞらえてキャラクター化

 基本ルールから駒の活用法・囲い・詰め将棋まで、練習問題も豊富。小さな子が自分の力で考えたり理解したりする体験ができるのはもちろん、何より、コミュニケーションツールとしての意義も大きい将棋。ちょっと敷居が高いなと思っていたら、この1冊で親しんでみては。

解説は文字量をしぼって短く
解説は文字量をしぼって短く