おでかけ

強羅の佳ら久 今のうちにのんびり温泉

水のテラス
水のテラス

 感染者数にひとケタが見える一方で、欧州は再度の激増。小旅行なら今のうち、ということで、箱根の山を登り、強羅の温泉宿「佳ら久」に行ってみた。実はこの宿、一度宿泊を試みたものの、緊急事態宣言で断念、キャンセルしていた復活戦。細かい心配りと客室の露天風呂で、コロナ疲れを癒すのに最適の宿だ。

部屋から見たテラスの露天風呂
部屋から見たテラスの露天風呂

 箱根登山鉄道の強羅駅に近いこの宿がオープンしたのは昨年秋。開業記念プランで年明けにでもと思っていた矢先の緊急事態。そのうち、と思い続けるものの、状況が改善しないままの長い宣言下生活だった。ようやく出かけられるようになった箱根の山は、少しずつ紅葉が入り混じる秋らしい景色。すべての客室に露天風呂を備えるつくりで、今回泊ったのは西棟の和タイプ。テラスの露天からの眺めは山の樹々。大浴場の展望露天風呂も、明星ヶ岳の樹々のグラデーションを楽しめる静かな癒しの湯だ。

部屋の露天からの山の眺め
部屋の露天からの山の眺め

 宿に着いてひと風呂浴びたら、ゲストラウンジでのんびり。午後2時から7時までは、アペリティフ代わりに軽く一杯、のワインやビール、ソフトドリンク、甘いものやお酒に合う軽食も無料で提供されるフリーフロータイムが設定されている。オープン以来、コロナ禍でアルコールの提供をずっと控えていたため、この秋の宣言明けで「ようやくお客さまにラウンジの良さも楽しんでいただけるようになりました」と、スタッフも嬉しそうだ。朝7時~11時の間も、フリーでコーヒーなどが提供されている。

ソフトドリンクからおつまみ、お菓子も楽しめるラウンジ
ソフトドリンクからおつまみ、お菓子も楽しめるラウンジ

 夕食は、メインダイニングと鉄板焼きのグリルレストランの2か所から選べる。筆者はメインダイニングの「六つ喜」を選択。先付から前菜、煮物、お造り、魚や肉、そして釜炊きのご飯と、繊細な和食の王道。あちこちで全部食べ切れず残してしまうことを気に病むことが多い高齢の家族も、楽しんで完食できる分量なのがうれしい。

カブと豆乳のカプチーノ仕立てになっている魚料理
カブと豆乳のカプチーノ仕立てになっている魚料理
秋の前菜の数々
秋の前菜の数々

 翌朝は、朝食を食べたら「水のテラス」や「森のテラス」など散歩道を散策。週末の小旅行にぴったりの2日間を過ごせる。