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トップ棋士たちの知られざる姿 将棋記者が迫る21人の勝負哲学

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 将棋好きはもちろん、素人もかなりひかれる昨今の棋士たちの勝負。長考に入った棋士の静かな表情を見ながら、その頭脳が超速で動いているさまを想像すると圧倒される。いったい彼らは何をどんなふうに考えて闘っているのだろうか。そんな素人な疑問に答えてくれる『将棋記者が迫る 棋士の勝負哲学』(村瀬信也著、幻冬舎)が1月26日に発売される。

 朝日新聞の将棋記者である著者の連載に加筆して書籍化したもの。藤井聡太、渡辺 明、豊島将之、羽生善治などトップ棋士21人を徹底取材。「カメラに映らない光景や対局室のマイクが拾わない言葉から、彼らが胸に秘める闘志や信念に接したことは一度や二度ではない。自分が文章にしないと、後に残らない」と、彼らの闘志や信念を書き記した。「今の自分とは比べものにならないぐらい強くなっていたい」(藤井聡太)、「AI研究を繰り返す戦い方ができるのは45歳ぐらいまで」(渡辺 明)、「AIに何億手も読ませたとしても、自分の将棋に取り入れられるのかどうか」(羽生善治)と、その一言を読んだだけで背後の厚みにひきこまれる一冊だ。税別1,500円。