カルチャー

ロッテの工場見学が2年ぶりにリニューアル再開 「パイの実」と「ガーナミルクチョコレート」の秘密を学ぶ「おかしの学校」

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 新型コロナウイルスの影響で休止していたロッテの浦和工場(埼玉県浦和市)の見学が5月に2年ぶりに再開されることになった。「ロッテ おかしの学校」としてリニューアルしての再開。テーマパークのような場ではなく、間近で製造工程を観察し、学びと気付きを得てもらうことを重視。小学校の社会科見学を第一のターゲットに、一般の見学者にも楽しんでもらえる「食育」の場として提供していく。

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 「おかしの学校」は、人気商品の「パイの実」と「ガーナチョコレート」の原料や製造工程について別コースで解説していくプログラムで、どちらのコースになるかは、当日のお楽しみ。見学のスタート場所となる「講堂」は、ステンドグラス風の装飾施された窓で海外の伝統的な学校をイメージ。ここで、「始まりの会」や「帰りの会」を行う。講堂では、「ロッテのSDGs」「ロッテのおかしヒストリー」を紹介するデジタルコンテンツや、海外のロッテ製品のパッケージの展示なども楽しめる。

 「始まりの会」で配布される「おかしの教科書」に記載されたクイズの答えを、それぞれの見学コースで探すのがミッション。映像による原料や製造工程の紹介の後、製造ラインを廊下から窓越しに見学していく。チョコレートの映像に手をかざすとカカオの秘密についての説明が表示されたり、パイの実の模型を指定された場所に置くと解説が表示されたりするなど、子どもがワクワクする仕掛けも工夫されている。各コース約90分。完全予約制で参加費は無料。見学1枠当たりの受け入れは、1グループ10人まで(小学校の見学については、引率者を除き1回60人まで)。

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 また、オンラインで参加できる「リモートチョコレートセミナー(ガーナチョコレート編)」も4月26日(火)にスタートする。所要時間 は約45分で完全予約制(無料)。案内役(女性アテンダーとキャラクターの“リスさん先生”)と双方向のコミュニケーションを取りながら楽しく学ぶことができる。同社は、「食の楽しさ」の共有・「食と健康」に関する理解促進・「食の安心・安全」の伝達を目指す食育活動に力を入れており、工場見学やオンラインセミナーを合わせ、2023年までに10万人以上、2028年までに15万人以上の食育体験者数を目標にしている。なお、コロナ前まで浦和工場と同様に工場見学を受け入れていた狭山工場については、再開は未定という。

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 「ロッテ おかしの学校」(浦和工場見学)は、5月16日(月)に一般見学を、6月 1日(水)に小学校社会科見学を開始するのに向け、このほど、サイトからの申し込み受け付けを開始した。小学校の社会科見学の申し込みは電話で受け付ける。「リモートチョコレートセミナー(ガーナチョコレート編)」の申し込みもサイトで受け付けている。