SDGs

香り豊かな「コーヒー粘土」 ドトールコーヒーと学研がコラボ

作品

 大人の嗜好飲料であるコーヒーだが、大人の家族がたしなむそのコーヒーの香りに親しみを感じている子どもたちもいるだろう。ドトールコーヒー(東京)と学研教育みらい(東京)がコラボし、コーヒーの香り豊かな「コーヒー粘土」がこのほど誕生した。「子どもが楽しく、食のリサイクルについて学べる」をテーマに、香り豊かな「コーヒー粘土」を通じ、未来を担う子どもたちがリサイクルやコーヒーという飲み物に、興味関心を持つきっかけになることを願って開発された。

コーヒー粘土ができるまで

 コーヒー豆を粉砕する際には、チャフと呼ばれる薄皮と微粉が発生する。本来廃棄されるチャフは、近年、堆肥や肥料などにリサイクルされているが、今回、子どもたちが大好きな粘土の材料としてアップサイクル(不用品や廃物を再利用して、以前よりも付加価値の高い商品を作り出すこと)した。

セット内容画像

子どもたち

 学研教育みらいでは、この「コーヒー粘土」を含むヒノキ粘土・超軽量紙粘土・コルク粘土・土粘土・石粉粘土の6種類の粘土がセットになった「素材であそぼう!-感性くすぐる粘土はかせ-」を、全国の幼稚園・保育所・こども園向けの教材として展開していく。コーヒー粘土ができるまでのリサイクルの流れや各種粘土の使用例を掲載した指導者向けのミニハンドブック付き。6種類の粘土はそれぞれ、リサイクルや地球環境にやさしい素材を基に作られ、異なる重さや質感、香りを持っている。子どもが楽しく粘土遊びをしながら、幼児の成長過程で培われる、嗅覚や触覚など感覚機能を刺激する教材として提供。6種類の粘土×各5袋、指導者向けミニハンドブック、乾燥防止用PP袋×6枚入りで税込み8,580円。学研教育みらい社特約代理店から展開していく。