カルチャー

サントリーが東京駅に「のんある酒場」をオープン 4月28日~5月5日、オリジナルメニューも提供

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 ノンアルだけど「酒場」です――。サントリーグループで国内酒類事業を統括するサントリーBWS(東京)は4月28日から5月5日までの期間限定で、JR東京駅の改札外にある商業施設「東京駅一番街」のグルメスポット「東京グルメゾン」内にノンアルコール居酒屋「のんある酒場」をオープンする。

 オープン前日となる27日に報道公開があり、林正人・サントリーBWS取締役常務執行役員戦略本部長が「ノンアルはソフトドリンクではない、0.00%のお酒だ。居酒屋気分を楽しんでほしい」とPRした。

 サントリーは今年、「ノンアルだって、乾杯だ。」をテーマにノンアルコール事業戦略を展開。アルコール0.00%の“お酒”として、ビールテイスト飲料「オールフリー」をはじめ、「のんある晩酌 レモンサワー」、梅酒やカシスオレンジなどのサワー「のんある気分」を強化した上、今年3月にはノンアルコールワイン「ノンアルでワインの休日(赤)(白)」を市場投入した。

サントリーのノンアルコール飲料商品。
サントリーのノンアルコール飲料商品。

 「のんある酒場」では、これらの既存商品に加え、店舗でしか飲めないオリジナルメニューを提供。「のんある晩酌 レモンサワー」を使用した「生搾りノンアルレモンサワー」や、「オールフリー」にトマトやレモンを合わせた「ノンアルビアカクテル」、「ノンアルでワインの休日」を使った「ノンアルワインカクテル」などのドリンクを用意した。

 食事もノンアルに合うメニューとして、「鉄板焼き餃子(ギョーザ)」と「有機レモンのノンアルシトラスビア」の組み合わせなど8品を提供する。「のんある酒場」では、飲める人と飲めない人が一緒に楽しめるように一部アルコールも提供する。ただ、メニューに小さく載せているだけで、普段の居酒屋のソフトドリンク扱いだ。

鉄板焼きギョーザなどの食事メニューも。
鉄板焼きギョーザなどの食事メニューも。

 林・戦略本部長は「ノンアルワインもワインを造ってからアルコールを抜く製法を採用しており、ぶどうジュースとは明らかに違う」と味に自信をみせる。新たなラインアップとして「のんある晩酌 塩レモンサワー」を7月19日に期間限定での発売を予定しており、林氏は「今後もビール、サワー、ワインに次ぐ、まだ出していないジャンルを投入したい」とノンアル市場拡大に取り組む考えだという。