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西陣にレースの美術館開館 手工芸時代から近代までレースを体系的に紹介

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 歴史や芸術、緻密な手工業の来た道を反映するレース。華やかさ、かわいらしさが好まれ、身近な生活に取り入れている人も多い。16世紀頃のレースを時代の流れに沿いながら、ファッションとしてのレースとは何かを紹介する新しいレースミュージアム、LOOP(リリーレース・インターナショナル・京都市)が、京都の西陣に開館した。

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 手工業時代のアンティークレースやフランスのシャンテリーレースなどを流行性、実用性、装飾性の視点から陳列展示している。3階のギャラリースペースでは、さまざまな加工を施したレースを手に取って見ることができる展示もあり、中には購入できるレースもある。お気に入りの生地を見つけてハンドメイド作品やアート作品を作りたい人にも楽しい。

3Fギャラリースペースでは、近代的なファッションとしての生地を展示
3Fギャラリースペースでは、近代的なファッションとしての生地を展示

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 さまざまなレースを体系的に見られる施設はめずらしい。レースにまつわる疑問を解いたり、新しい魅力を感じたりすることができるかもしれない。

 

【LACE MUSEUM LOOP】

所在地:京都府京都市上京区元誓願寺通大宮西入

TEL:075-441-0366

開館時間:9:30~17:00

休館日:水曜日

入館料:500円 (レース生地を購入時に、割引券として利用可能)